1.グッズはメンテナンスすること
猫を飼ったことのあるご家庭には「猫グッズ」が残っている可能性が高いものです。猫の食器やブラシ、トイレ、キャリーバッグにベッド、キャットタワーやおもちゃなど、まだ使えるものもあるかもしれませんよね。
猫のグッズを一式揃えるとなると2万円~3万円はかかるため、あるものを再利用することは悪くないことです。しかし道具類のメンテナンスは必須。洗濯や掃除、消毒や天日干しなど、グッズごとに定められたお手入れをしてから使うようにしましょう。
2.先代猫の「代わり」にしない
先代猫が亡くなってしまった後に、次の猫をお迎えする人は少なくありません。その心情はさまざまで、「前を向くための新たな出会い」という人や「心の傷を癒やすため」という人となど様々でしょう。
理由はどうあれ、新しい猫に誠実に向き合えるなら問題ありません。亡くなった猫の「代わり」というスタンスではなく、先代猫とはまったく違う猫として受け入れましょう。
具体的には、先代猫と比較をしたり、性格や行動を新しい猫に求めたり強要したりするのはNG。自分でも気づかないうちに、先代猫の存在を新しい猫に求めてしまわぬよう気をつけてください。
3.「猫」に対する先入観を捨てる
同じ猫という動物でも、また、たとえ同じ猫種だとしても、体質や嗜好などは異なります。食事の内容や水の量、排便の様子や生活習慣から体調の変化などまで、あらゆる事柄について先代猫を参考にしすぎないようにしましょう。
また「心」も猫によってそれぞれです。たとえば、前の猫がお留守番が苦にならないタイプだったからといって、新しい猫もそうとは限りません。「猫は大丈夫」とひとくくりで解釈せず、それぞれのニーズを飼い主さんがくみとり、歩み寄ってあげてください。
4.「申し訳ない」の気持ちはいらない
新しい猫を迎えたいと思ったときや、その出会いがあったとき「次の猫を飼うと先代猫に申し訳ない気がする…」と心を痛めてしまう人がいます。
「裏切るような気持ちにさいなまれた」「先代猫は許してくれるかな?」など、どこか後ろめたい気持ちになるようです。
これは人それぞれの価値観や感じ方がちがいますが、飼い主さんが先代猫にたくさんの愛をそそぎ、見送ったのであれば「申し訳ない」と思う必要はありません。
先代猫に対して続いていくのは想い出だけで十分です。今後の選択に遠慮の気持ちは要らないでしょう。
また先代猫に対して「あのときこうしてあげていたら…」といった想いが新しい猫を迎える妨げになっているようなら、その反省を次に生かしてあげましょう。猫の幸せは飼い主に大きく左右されるので、尊い命を大切にすることで先代猫の供養になるのではないでしょうか。
まとめ
愛猫との別れはとても悲しくてつらいものです。しかし、愛猫にとっては飼い主さんに先立たれることほど不幸なものはありません。
中には「愛猫を失った喪失感に耐えられないから二度と猫は飼わない」という人もいますが、猫の目線に見方を変えたらどうでしょう?きっと、大好きな飼い主さんに最後まで大切にお世話をしてもらって幸せだったはずです。
先代猫とお別れした後、次に新しい猫を飼うときは「もう1匹、幸せな猫を増やしたい」という気持ちで迎えると、気持ちが楽になるかもしれませんよ。
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