茶トラ猫の魅力5選
優しい色合いの被毛と、どことなくとぼけた表情が愛らしい茶トラ猫。茶トラの毛色は、キジトラの遺伝子にオレンジ色を生み出す「O遺伝子(Orangeの頭文字)」が加わることで発現します。
よく見かける猫のため希少ではありませんが、「体が大きい」「オスが多い」といった噂があります。
今回は、これらの噂の真相も含めた茶トラ猫の5つの魅力と一緒に暮らす際のポイント、注意点を解説します。
1.人懐っこい
茶トラ猫は、家猫として広く飼育されるようになってから増加した毛色の猫です。人との関わりが密であった歴史から、警戒心が薄く、人懐っこい性格の個体が多い傾向にあります。
人と過ごすことを好み、スキンシップを積極的に求めます。そのため、長時間のお留守番は苦手です。
茶トラ猫と暮らす際は、コミュニケーションを重視しましょう。
毎日一定の時間に遊んであげることで、徐々に留守番にも慣れていきます。それでも、できるだけ早く帰宅してあげる配慮が必要です。
多頭飼育の場合は他の猫への配慮も忘れず、それぞれの猫と個別に時間を過ごすように心がけましょう。
2.性格が穏やかな個体が多い
キジトラ猫に比べて、茶トラ猫はおおらかでおっとりとした性格の個体が多い傾向にあります。一方で、運動不足や肥満になりやすい点には注意が必要です。
適切な量の食事を与え、積極的に遊びに誘いましょう。猫じゃらしなどでキャットタワーに誘導し、上下運動を促すことで、猫本来の運動能力を維持することができます。
3.男の子が多い
茶トラ猫はオスとメスの比率が約3:1で、オスが多いです。これは遺伝子によるものです。
茶トラの毛色発現にはX染色体上のO遺伝子が必要ですが、メスはXX染色体を持つため、両方のX染色体にO遺伝子がないと茶トラになりません。
オスはXY染色体のため、X染色体にO遺伝子があれば茶トラになります。このため、茶トラのメスはオスに比べて少なく希少です。
4. 体格の大きさ
「茶トラ猫は大きい」という説は、必ずしも正しいとは言えません。
茶トラ猫は他の短毛種に比べて特別大きいわけではなく、個体差があります。ただし、骨格が大きく、食欲旺盛な個体が多い傾向があるため、食事管理には注意が必要です。
過剰な給餌は肥満につながるため、適切な量を維持しましょう。
5.毛柄のバリエーションが豊富
茶トラ猫の毛柄は多様です。主なパターンは以下の通りです。
- まるどら
白毛が混ざらない、一般的な茶トラ模様。
- 茶白
白毛が混ざる茶トラで、茶色の割合が多いもの。足先や腹部が白いことが多い。
- 白茶
白毛が混ざる茶トラで、白の割合が多いもの。頭部、顔、背中などに茶色の模様が入ることが多い。
まとめ
遺伝子の影響でオスが多く、骨格がしっかりした個体が多い茶トラ猫。人懐っこい性格も相まって、人気のある毛色です。
遊び好きでいたずら好きな面もあるため、誤飲には注意が必要です。ガムテープの切れ端、紐、小さな部品など、猫が口にしてしまう可能性のあるものは放置しないようにしましょう。
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