1.パキラ
猫にも安全な観葉植物として知られているのが、ブラジル原産のパキラです。日陰でもOKで、乾燥にも強く初心者でも育てやすいことから大変人気があります。
猫にとって、パキラの実と種は有毒だとされていますが、販売されているパキラは、挿し木で栽培されているため、基本的には実が生ることはありません。そのため猫がいても安心して飾れる観葉植物とされています。
また葉っぱと茎には毒性がないため、万が一猫が口にしても害はありません。
2.エバーフレッシュ
中南米、東南アジア原産の熱帯植物で「ネムノキ」や「エバーグリーン」と呼ばれることもあります。日中は葉を開いて、夜になると水分の蒸発防ぐために葉を閉じる性質があります。
猫には無害だとされており、安心して置くことができる観葉植物の一つです。
ただし飾る際は、猫のイタズラに注意が必要かもしれません。猫は小さい葉っぱを好む傾向があるため、エバーフレッシュの小さな葉っぱにちょっかいを出してしまう猫もいるようです。
猫からエバーフレッシュを守るための対策は必要かもしれませんね。
3.アジアンタム
アジアンタムはシダの仲間で、熱帯アメリカ原産の観葉植物です。小さくてかわいらしい葉っぱは、涼しげな見た目で年間を通して楽しむことができます。
猫には無害な植物ですが、鉢から飛び出した小さな葉っぱがゆらゆらと揺れたときに猫の気を惹きやすいため、イタズラには注意が必要です。エバーフレッシュと同様になんらかの対策を検討したほうが良いかもしれません。
4.サンセベリア
アフリカ原産の多肉植物です。葉っぱの模様がトラのしっぽのように見えることから「トラノオ」とも呼ばれています。乾燥地帯が原産のため、乾燥に強く育てやすい観葉植物としても知られています。
猫に毒性はありませんが、鋭くとがった葉っぱの先端でケガをしないように注意しましょう。またサンセベリアの若い葉っぱは、噛みやすく繊維質なために好んで口にする猫もいるようですから注意が必要です。
部屋に観葉植物を置くときの注意点
部屋に観葉植物を置く際には、猫にとって安全な植物であることを確認しましょう。
また観葉植物が気になってついついイタズラをしてしまう猫も少なくありません。鉢を倒すなどで猫がケガをする恐れもありますし、せっかくの植物がボロボロになってしまうことも考えられます。
猫にとって害がない植物であっても、室内に飾る際には手が届かないように対策をするのが賢明でしょう。
対策としては以下の方法があります。
- 木酢液を吹きかける
- プランターカバーを取り付けて倒れにくくする
- 猫の手が届かない高い場所に飾る
- 風の当たらない場所に飾る(葉っぱが揺れないように)
もし見た目が気にならないのなら、ワイヤーネットで柵を自作するという方法もあります。材料は100円ショップでも入手可能ですので緊急の対策としてもおすすめです。
まとめ
猫は真性肉食動物であることから、進化の過程で植物の毒素を排除する機能が弱くなりました。その結果、猫にとって危険な植物は現在わかっているだけでも700種以上にものぼります。
そのため猫がいるご家庭では、できるだけ植物を持ち込まないようにすることをおすすめしたいのが本音です。それでも植物を飾りたいという場合は、猫にとって安全であることを必ず確認してからにしましょう。
またどんなに安全性の高い植物でも、猫の手が届かないように対策をすることもおすすめします。
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