1.スキップ
猫もスキップをするのをご存じでしょうか。
スキップといっても、人間がするようなステップではなく、イメージとしては「軽い足取り」といったところです。
通常猫は4本の足を交互に出し、しなやかに歩いていますよね。しかし、いつもとは違って足が着地する足を軽快にポンッポンッと跳ねるように歩いている場合は、猫がゴキゲンなとき。全体的に「るんるんッ♪」という雰囲気なので、愛猫をいつも間近で見ている飼い主さんならわかるはずですよ。
このスキップは、ごはんやおやつの声をかけるときによく見られます。「おやつだよ!」のサインをキャッチして移動してくるときの足取りをよく観察してみてくださいね。きっと愛猫の嬉しい気持ちが反映されているはずです。
なお、スキップのようなステップでも「警戒モード」の場合もあります。もし背中が弓なりに曲がってっぽも垂れて全体的に毛が逆立っているときは、驚きや怒りのあらわれですので注意が必要です。
2.クネクネと動く
猫が仰向けの姿勢になり、お腹を見せる姿勢を通称「ヘソ天」と呼ぶのはよく知られています。完全なリラックスモードなので、これも立派な「ゴキゲン♪」のサインですが、その状態でクネクネと体を動かすのを見たことはあるでしょうか。
このクネクネとした動きは、基本的にリラックスモードのベースに「ハッピー」が加わった状態と考えられます。猫の心理としては甘えたい、遊びたいとうことなので、体をなでてあげたりおもちゃで相手をしてあげたりするのもよいでしょう。
このほかにも、猫は「大好きなニオイ」に反応して、体をクネクネさせながらこすりつけることもあります。
たとえば、カバンや靴、グローブなどの革製品に体をこすりつけているときも、ひっくり返って体をクネクネとさせます。さらに、マタタビのニオイに興奮して体をクネクネさせることも。人間でたとえるなら「ほろ酔い気分」なときのイメージでしょうか。
いずれにしても、このような仕草をしているとき、猫は「ゴキゲン♪」な状態であることにかわりはありません。
ただし、背中ががかゆかったり痛かったりするときもクネクネと動くため、猫からのサインを見逃さないようにしましょう。
まとめ
今回は、猫が「ゴキゲン♪」なときに見せる仕草について解説しました。
スキップをしたりクネクネと動いたり、猫はゴキゲンなときには「動く」という共通点があるのかもしれません。逆にまったりしているときは動かずに静かにしているため、猫がジッとしているときにはかまわずにそっとしておくのがよいのかもしれませんね。
今回解説した以外にも、猫の「ゴキゲン♪」なときに見せる仕草には、定番の「ゴロゴロ」喉を鳴らすことや、前足でなにかをもむような動作「フミフミ」などがあります。
このように、猫が「ゴキゲン♪」な仕草を見せてくるときはかまってもらいたいときでもあるので、しつこくならないように相手をしてあげるとよいでしょう。
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