東京都府中市を拠点に活動するNPO法人「府中猫の会」発の人気YouTubeチャンネル「ちゅー猫チャンネル」に投稿されたのは、子猫の保護現場と保護直後の姿を記録した様子です。投稿は本記事執筆時点で52万再生を達成しており、「本当に良かったです」「これでこの子猫も幸せになれる」といった反響が寄せられています。
ワンちゃんのお散歩中に聞こえてきた鳴き声 レスキューで繋がれた命
子猫が鳴いている。NPO法人「府中猫の会」にそんな連絡が舞い込んだのは2022年のこと。日ごと寒さが厳しさを増す冬のある日、ワンちゃんのお散歩をされていた方から通報を受けたという投稿者さんは、小さな命を救うため、現場に駆け付けたといいます。
鳴き声の持ち主は生後推定2ヵ月ほどの茶トラの子猫で、無事の保護に成功したその直後、雨が降り出したと語る投稿者さん。子猫を冷たい雨に曝さずに済んだことに、一同ほっと胸を撫で下ろしたそうです。
性別は男の子。特技は「死んだふり」?
保護後は安全な室内に移動した子猫でしたが、見知らぬ場所に緊張気味の様子。お尻を拝見しての性別チェック後に暴れてしまったため、首根っこを掴んでの保定のもと、ノミダニの駆除薬を滴下してもらったといいます。
駆虫薬を済ませたあとは子猫が落ち着くのを待ってのボディチェックを。彼のお腹はふっくらとしており、ご飯に困っていた様子は見受けられなかったそう。続けて行われた体重測定にも協力的だったという子猫でしたが……。
動画後半には体を小刻みに震わせながらも投稿者さん方の手に収まる子猫が。無抵抗に身を委ねる姿は死んだふりそのもので、投稿者さんは「大丈夫だよ」との優しい声かけを経て子猫をケージへ戻してあげたといいます。
自身の所在を精一杯主張した子猫。彼が掴んだのは素晴らしい未来でした
子猫が大きな鳴き声で自身の存在を知らせてくれたことへの安堵を動画終盤にて改めた投稿者さん。子猫は同団体さまのもとで健やかに成長したのち、翌年2月に素敵な里親さんのお宅へと元気に巣立っていったそうです。
コメント欄には「犬の散歩していた方に見つけて頂いて感謝します。保護されて良かったです」「保護ありがとうございます。野良ちゃんなのか捨てられたのか不明ですが雨が降る前に保護出来て良かったですね。暖かくて安師安全な場所に来られて良かったです」といった感想が綴られています。
東京都府中市で年間600匹以上もの猫ちゃんの捕獲・TNR・譲渡を行われているという「府中猫の会」。同団体が運営されている人気YouTubeチャンネル「ちゅー猫チャンネル」では、保護活動の様子を捉えた動画が多数公開されています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「ちゅー猫チャンネル」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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