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レントゲン検査の結果、猫の鼻の奥に縫い針が…!家庭内の誤飲事故は命の危険あり 米国


鼻腔に刺さった縫い針

レントゲン撮影をされる猫

画像はイメージです

「Kevin」という名前の若い猫が、米国オレゴン州の動物病院に運ばれてきました。レントゲン検査で、鼻に異物が詰まっていることがわかりました。

Hannah Marshall医師(DoveLewis動物救急病院)によると、「この猫は食欲もなく、ここ数日嘔吐を繰り返していました」といいます。そこで彼女は「猫の体の一部に何かが詰まっているのではないか」と考えたのです。

そこでレントゲン検査に加え、麻酔をかけて気道の検査を行いました。小腸と胃には問題はありませんでしたが、鼻腔のレントゲン検査で「小さな銀色のとがったものが刺さっている」ことがわかったのです。どうも針のようです。

「家で子ども裁縫の宿題をしていたとき、猫がその縫い針を食べようとしたようです。猫は糸で遊ぶのが好きですから、意外によく起こる事故なのです」と話すMarshall医師。

吐き出せないまま、繰り返す嘔吐

猫の口の中をレントゲンで撮影する医師

画像はイメージです

Kevinは口に入れた針を飲み込もうとしたものの、「どうもおかしい」と気づいて、今度は吐き出そうとしました。しかし、口の奥から鼻へと深く刺さってしまったようです。

鎮静剤を投与され、鼻腔に刺さった針を取り出してもらったKevinは、麻酔が覚めたあと無事に自宅へ戻りました。飼い主によると、猫は元気な様子だということです。

猫は痛みを感じていても表情に出さずに耐える傾向があります。幸いなことに、今回は飼い主が早めに気づいて病院へ運んだため、感染などの症状は見られませんでした。針が刺さった傷跡は問題なく回復したとのことです。

危険物を身近に放置しないで

モノが散らばった床で遊ぶ猫と飼い主

画像はイメージです

猫が何かを誤飲した場合は、危険性の高いものならすぐに動物病院へ行く必要があります。そのまま様子を見ていると、症状が急に悪化する危険があるからです。

また、愛猫が誤飲しているの発見したとき、大声をあげて止めようとしたり、急いで取り上げようとすると、猫はかえってあわてて飲み込んでしまうことも。冷静に、何をどのくらい口にしているのかチェックするようにしてください。

特に危険なのは、腸に詰まりやすい紐やスポンジ、食道などに刺さりやすい串や縫い針、中毒による致死性の高いタバコや電池、ユリ科の植物などです。

飼い主にとって、猫の誤飲や誤食を避ける最大の対策は、猫の身の回りに危険物を置かないことだといえますね。

出典:Curious cat taken to vet after he wouldn’t eat. X-ray saw something scary in his nose


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