1.要求している
愛猫が「ニャ?」と疑問形のように鳴く理由のひとつは、「飼い主の注意を引きたい」ということです。
猫のなかには、「ニャ?」といったかわいい鳴き方で会話の糸口を作り、自分の存在をアピールしようとしています。
たとえばフードやおやつ、遊びなど。「お腹が空いたよ」「ご飯の時間だよ」「遊んでくれない?」というメッセージを伝えるのです。
具体的な要求を表現するために「ニャ?」と鳴き、飼い主の反応を確認しようともしているのでしょう。
2.興味や驚き
愛猫が「ニャ?」と疑問形のように鳴くとき、その意味の一つに「興味や驚き」があります。たとえば猫が新しい発見をしたり、予想外の状況に遭遇したりしたときなど。
猫は好奇心旺盛な動物で、周囲の環境の変化に敏感です。窓の外で見慣れない鳥を見つけたり、突然の音を聞いたり、あるいは家に新しい家具が置かれたりしたときに、このような鳴き声を発することがあります。
「これは何だろう?」「どうしてこうなったの?」という気持ちを伝えているのでしょう。
我が家の愛猫たちは、外で飛ぶ鳥やテレビに映る生き物に向かって、よく「ニャ?」「ミャー?」と鳴いてます。
3.甘えたい
猫が「ニャ?」と疑問形のように鳴くとき、それは「甘えたい」という気持ちを表現しているときがあります。
猫が飼い主との親密な交流を求めて鳴く、愛情表現の一種と言えるでしょう。
大きな声で要求するのではなく、控えめに、あたかも許可を求めるかのように鳴きます。まるで「甘えてもいいですか?」と尋ねているように…。
たとえば飼い主の膝の上に乗りたいときに、そっと近づいて「ニャ?(膝の上に乗せてもらってもいいかな?)」と言ってみたり。
ほかには撫でてほしいときや、一緒に寝たいときにもこの鳴き声を使うことがあります。飼い主を母猫と思い、気持ちのままに甘えてるのでしょう。
4.返事をしている
猫が「ニャ?」と疑問形のように鳴く時、それは飼い主に対して「返事をしている」という意味があります。
猫が飼い主の呼びかけや質問に応じて、コミュニケーションをとろうとしているのです。
たとえば飼い主が猫の名前を呼んだり、「なにしてるの?」と話しかけたりしたときに、「ニャ?」と返すことがあります。
人間でいう「はい?」や「何?」といった返事に近いですね。
猫の多くは名前を呼んでも無視したり、しっぽで適当に返事をしたりするので、名前を呼んで「ニャ?」と返事をしてくれたときは、猫の機嫌も良いのでしょう。
5.「暇」を訴えている
猫は暇なときも「ニャ?」と鳴くときがあります。猫が退屈を感じ、何か刺激的なことや関わりを求めている状態です。
たとえばおもちゃに飽きた、飼い主が長時間留守だったなど。十分な刺激や運動が不足すると、退屈を感じやすくなります。
そのときは「ニャ?」と鳴いて「何か面白いことない?」「暇だよ(一緒に何かしない?)」と、飼い主に気持ちを伝え、何か面白いことをしてくれると期待するのです。
6.あいさつ
猫は猫同士や飼い主に「あいさつ」をするときもニャ?と鳴くときがあります。
たとえば仕事から疲れて帰宅した時、玄関で出迎えてくれる愛猫の「ニャ?」は、「お帰りなさい、今日はどうだった?」という意味だったり。
朝、目覚めた瞬間に聞こえる「ニャ?」は、新しい一日の始まりを告げる猫流の「おはよう」だったり。
猫たちは「ニャ?」という「あいさつ」を通じて、飼い主との絆を確認し、安心感を得ているのかもしれません。
まとめ
猫が「ニャ?」と疑問形のように鳴く理由には、今回紹介したようなさまざまなものが考えられます。
ぜひ猫が「ニャ?」と鳴いていたら、やボディランゲージや表情をよく観察して、猫の気持ちを想像してみてくださいね。
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