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猫の『置き餌』はダメ?危険と言われる3つの理由 逆に正しい与え方は?


1.衛生的に問題があるため

餌を拒否する猫

猫の餌を置いたままにしておくのは衛生的によくありません。置いたままのキャットフードにはゴミが付いてしまいますし、さらにここに猫の唾液が付着すると、雑菌が繁殖する可能性があります。

とくに注意したいのが、ウエットタイプのキャットフードです。ドライタイプよりも水分量が多く、みるみるうちに雑菌が増殖してしまいます。また、酸化した油分を猫が口にすると、皮膚トラブルや下痢などさまざまな不調の要因になります。

一度に少量しか食べない猫に置き餌で対応する場合があるかと思いますが、どうしても置き餌にしたい場合はドライタイプのキャットフードを与えるようにするといいでしょう。また1日経過したフードは翌日に持ち越さず、その都度捨てるようにしてください。

2.肥満の原因になるため

食べ物の隣に横たわる怠惰な猫

置き餌は肥満につながる場合があります。特に1日の量を決めずに少なくなったらつぎ足すようなごはんのあげ方をしている場合は注意が必要です。知らないうちにカロリーオーバーになってしまいます。

多頭飼いの置き餌では、とくに肥満のリスクが上がります。食欲旺盛な猫が、他の猫のキャットフードまで食べてしまうためです。

逆に引っ込み思案な猫や食の細い猫が、なかなか食事にありつけなくなる可能性もあります。

猫の肥満は糖尿病や皮膚病、関節炎など、さまざまな病気の原因になります。避妊・去勢後はとくに太りやすくなるので、充分注意しましょう。

3.病気の発見が遅れるため

病院で猫を診察する獣医師

置き餌が習慣化していると病気に気付けないという非常に危険な事態も起こりえます。猫のペースでキャットフードを与えていると、「最近食欲がなくなった」と気が付くのが遅くなってしまうからです。

そもそも置き餌が習慣になっていると、愛猫が普段どれくらい食べているのか知ることすらも困難です。時間を決めていないのであればなおさらです。多頭飼いであれば、それぞれの猫がどれくらい食べたのかまったく分からなくなってしまいます。

食欲の有無は、毎日決まった時間に食事を与えていればすぐに気が付くことができます。言葉を話せない猫にとって、食欲減退は重要なバロメーターだということを知っておきましょう。

猫の餌の正しい与え方

女性から餌をもらう猫

「置き餌」のリスクを理解したら、正しい与え方についても確認しておきましょう。

1日の食事回数を決める

猫の健康管理のためには、食事回数を決めてしまうのがおすすめです。

子猫は1日3回、成猫は1回~2回で充分であることが多いです。朝昼晩、朝晩などだいたいの時間を決めましょう。1時間程度であれば、前後しても問題ありません。

食事の制限時間を決める

好き嫌いが激しい猫は食事を口にしないこともあると思いますが、30分程度置いても食べなければ、一度片付けてしまいましょう。

「食べなければ別のフードが出てくる」と誤って学習してしまうと、万が一療法食が必要になったときに対応できなくなってしまいます。

まずは食事の時間にメリハリをつけ、愛猫が出された食事に集中できるようにしましょう。

給餌量を守る

猫を肥満にさせないために給餌量を守りましょう。適切な給餌量は、キャットフードのパッケージに記載があることがほとんどですので確認しておきましょう。

すでに体型に問題がある猫の場合は獣医師と相談するのもおすすめです。給餌量を超えて欲しがる場合は、食事分を減らした上で「おやつ」として与えるのがいいでしょう。

多頭飼いでも1匹ずつ与える

ストレスなく食事をするためには環境を整えることも大切です。

警戒心の強い猫は静かな場所で1匹で食事することを好みます。多頭飼いでも、それぞれの猫が落ち着いて食事できるようにサポートしてあげてください。

まとめ

舌なめずりをする子猫

今回は猫の「置き餌」が危険と言われる理由について解説しました。

猫の健康のためには、決まった時間に決まった量だけを与えるのがベターです。

とはいえ、食事スタイルを突然変更すると猫にとってストレスになることも。おやつを取り入れながら無理なく切り替えていくといいでしょう。


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