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猫たちがやっているように見える『飼い主さんへの気配りや遠慮』6選 本当のところはどんなキモチ?


猫から飼い主への気配り3選

綺麗な女性と猫

1.泣いていると寄り添ってくれる

猫は人間が泣いているとき、そっと寄り添うことがあります。

泣いている赤ちゃんの側に猫が寄り添う動画をよく見かけますが、猫は人間の心情を読み取り、励まそうとしているのでしょうか?

その答えはなんともいえません…。泣いている人間に寄り添うのは気配りなどではなく、「ん?なんか大きい声を出しているぞ、どうした?」「なになに?」といった気持ちが大きいようです。

家族がいつもと違うため、その様子をうかがいに来ているのでしょう。

ただし猫も人の表情を読み解ける能力が備わっているといわれるので、もしかすると寄り添ってくれるのは、猫なりの気配りかもしれません。

2.どこからかプレゼントを持ってくる

猫と暮らしていると、猫がどこで捕まえたのかわからない昆虫や、その他の生き物をくわえて持ってきてくれることがあります。

急なプレゼントに驚くものの、「感謝の気持ち?」「これは気配り?」と思うかもしれません。

しかしこれはプレゼントや気配りというより、「これが狩りなんだよ」と教えてくれているものと思われます。

というのも一説では、この行動の背景には「子猫に狩りのレクチャーをする」ということがあるからです。

つまり自分が母猫になった気分で、飼い主(子猫)に狩りの方法を教えてあげようとしているんですね。

3.玄関で出迎えてくれる

愛猫が玄関で待っている姿は、飼い主にとって心温まる瞬間ですね。

「わたしがすぐに会えるように玄関でスタンバイしてくれているの?」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?

じつはこの行動には猫のいろいろな気持ちが隠れています。たとえば会いたくてしょうがなかった・はやくご飯が欲しい・帰宅を歓迎したい…など。

猫から特別飼い主に気配りをしているわけではないですが、猫が飼い主に強い愛情をもっていると、こういった行動を取ることが多いです。

つまり愛猫が「おかえりニャ」「まってたニャ」と、大好きな飼い主の帰りを心待ちにしていたという証なんですね。

猫から飼い主への遠慮3選

病気の女性に寄り添う猫

4.体調不良のときにおとなしくしてくれる

体調不良のとき猫は飼い主のそばに寄り添い、静かに過ごすことがあります。これには多くの飼い主が「体調不良なのを気遣ってくれている」と思うかもしれません。

しかしこれは気配りや遠慮というよりは、いつもと違う飼い主を少し警戒しているというもの。

体調が悪いときの人間は、普段とは違う仕草や表情を見せます。たとえば動きが緩慢になったり、顔色が悪くなったり、声のトーンが変わったり。

猫はこれらの変化を敏感に感じ取り、「飼い主がいつもと違う」と理解するのです。するとその様子を把握するため、少し警戒モードになって飼い主を観察します。

これが体調不良のときに、猫がおとなしくしてくれる主な理由です。もちろん気遣ってくれている猫もいますが、ほとんどの場合はこの理由でしょう。

5.遊んでいるときは力加減を調整してくれる

猫と遊んでいるときに力加減が優しいと、「気配りしてくれている?」と思います。

しかしこれは「遊ぶ時はこれくらいの強さがよい」と、猫が学習しているから。猫は子猫時代に母猫や兄弟と遊びながら、「遊び方」を覚えます。

強く噛み過ぎると相手に怒られたり、相手から噛まれて力加減を覚えたりするのです。

このように子猫時代に正しい「遊び方」を覚えた猫は、大人になっても遊びの最中に本気噛みをしてくることはあまりありません。

ただ猫は自分よりも弱い相手とじゃれるときに力を抑えたりするので、飼い主のことを「子猫」のように思って、遠慮しているのかもしれません…。

6.忙しいときはじっとこちらを見ながら待機する

飼い主が仕事をしているときや家事で忙しいとき、猫がこちらをじっと見てくることはありませんか?「仕事が終わるのを待っててくれているんだ!」と思うでしょう。

一見猫が遠慮してくれているようにも感じますが、じつは「見つめていればかまってくれる」「いま訴えてもかまってもらえない」と、猫は考えています。

猫なりに多少は遠慮の気持ちがあるのかもしれませんが、心の中は「はやく飼い主にかまってもらいたい」という期待でいっぱいになっているのです。

まとめ

猫をかわいがる女性

猫たちの行動には、今回紹介したような「飼い主への気配りや遠慮がある(と思うような)行動」がありますね。

しかし猫は人間のように「他人を思いやって気配りをする」能力はもっていないため、実際は本来の習性だったり、自分の身を守ったりするための行動だったりします。

ただ飼い主に対して気配りをしているケースも否定はできないので、飼い主自身「もしかしたら…」という気持ちをもっておくのも、いいかもしれません。


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