1.大きな耳の「オシキャット」
オシキャットは、まるでヤマネコのような斑点模様が特徴的です。
模様だけではなく、ピンとした「大きめの耳」も魅力のひとつで、顔の中心からおよそ45度の角度でピンと立っています。
オシキャットの名前は、猫科の仲間である「オセロット」が由来なのだとか。
オセロットはアメリカの森林に生息している哺乳類で、模様の見た目が似ていることから、命名されました。
フレンドリーで甘えん坊な傾向にあり、ワイルドな見た目とのギャップも感じさせます。
また、オシキャットに限って注意しなければならない疾患はなく、比較的飼いやすい猫種と言えるでしょう。
2.短い脚の「ジェネッタ」
2006年にアメリカで誕生したジェネッタは、今回ご紹介するなかで最も新しい猫種です。
アフリカに生息している「アフリカンジェネット」に似た猫を飼いたいという願いから誕生し、日本での飼育数はまだ少ないと言われています。
マンチカンやベンガルと交配して生み出されたため、脚は短く胴長です。
ベンガルのような斑点模様をしていることが大半ですが、実は、柄を持たない猫も一部いるという点にも、注目してください。
誕生してまもない猫種のため、まだ安定していない一面があるようです。
3.ヒョウ柄なら「ベンガル」
ベンガルは、国内の人気猫種ランキングでも、たびたび上位に入るほどの人気ぶりです。
「ベンガルヤマネコ」がルーツとなっており、これぞヒョウ柄という見た目が印象的です。
毛色の多くはシルバーかブラウンですが、ヒョウにより近い見た目のブラウンの方が、どちらかと言えばイメージとして定着しているでしょうか。
引き締まった大きな体つきである一方、去勢・避妊手術後は太りやすいとも言われています。
もともと遊びが大好きなアクティブなタイプですが、肥満にならないためにも、しっかり運動させてあげるとよいでしょう。
4.トラ柄なら「トイガー」
ベンガルとよく似ていると言われているトイガーですが、よく観察すると「模様」に大きな違いがあります。
ベンガルの場合はヒョウ柄ですが、トイガーの場合は、トラのようなしま模様が特徴的です。
さらにトイガーの場合は、毛色が「ブラウン」に限られており、それもひとつの違いでしょうか。
「Toy(オモチャ)」と「Tiger(トラ)」を掛け合わせて名付けられ、ミニサイズのトラを彷彿させますね。
しかし、血統的にはトラは無関係で、先に紹介したベンガルがルーツとなっており、少し紛らわしく感じられます。
まとめ
本記事では、ワイルドな見た目のヒョウ柄・トラ柄の猫種を4つご紹介しました。
4種とも品種は「人為的発生種」ですが、ヒョウ柄・トラ柄といっても一概に同じではなく、誕生の歴史や背景はさまざまです。
名前は、オセロットやベンガルヤマネコといった「猫科の動物」が由来になっています。
どんな柄の猫であれ猫は可愛らしいのですが、ヒョウ柄やトラ柄は、人の衣服に取り入れられることもあり、人々の憧れが体現されているのでしょうか?
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