猫がうっとりする「歯ブラシマッサージ」
人間にとって日常生活に欠かせない歯ブラシですが、実は全く異なる用途で猫に好まれているのをご存じでしょうか。
その理由は、ブラシ特有の「ザラザラ感」が猫の舌触りに似ているため、と言われています。まるで母猫に撫でられているような懐かしさを覚えるようで、喜ぶ猫が多いのだそうです。
そこで今回は、猫がうっとりする「歯ブラシマッサージ」について紹介していきます。ぜひ今回の記事を参考に、ご自宅の愛猫に試してあげてくださいね。
歯ブラシを鼻先に近づける
猫は尖ったものに興味を持つ習性があります。更に、未知のものに出くわした時は鼻を近づけて確認する癖を持っています。
歯ブラシに触れたことのない猫にマッサージを施す際は、導入編として、まずはブラシの毛束を鼻先に向けてみてください。
においを嗅いで気に入ってくれたらスリスリするはずです。最初は自由に触れさせて、親しみを持ってもらうところからスタートしましょう。
眉間を軽く刺激する
愛猫が歯ブラシの存在に慣れてきたら、眉間の辺りを軽く刺激しましょう。まずはトントンと優しく叩いて反応を見てみます。
心地良さそうにしていたら、ブラッシングの要領で撫でていきます。更に慣れてきたら、鼻筋から眉間にかけてそっと撫でていきましょう。
あくまでもマッサージなので、ブラシを強く押し当てないように気をつけてくださいね。
額や頭頂部をクルクル撫でる
眉間の刺激に好感を示してくれたら、額や頭頂部をクルクル撫でてみてください。
猫の頭頂部には「天門」や「百会」というツボがあります。そこに程よい刺激を与えると、ストレスや首こり、肩こりの解消に役立ちます。
毛繕いしにくい部位にブラシを当てる
冒頭で紹介したように、歯ブラシは猫同士のグルーミングで得られるような心地良さが期待できるもの。その効果を存分に発揮するには、自力では舐められない場所にフォーカスを当てることもポイントになります。
例えば、背中や頬、顎の下などです。これらの部位は、まさに母猫が綺麗にしてくれる場所です。やり方としては先ほどと同様に、軽く叩いたり撫でたりします。
口元も撫でてみる
顎をマッサージしたら、その延長で口元も解していきましょう。お口周辺は筋肉が集中しています。撫でることで筋肉が緩み、安心感を与えることができるでしょう。
更にヒゲの付け根から優しく口角を引き上げるような動きもしてみてください。左右5回程度行うと、表情がやんわりしてきます。
嫌がる部位は撫でない
最後に気をつけてほしいポイントを紹介します。それは、愛猫が苦手とする部位は撫でないこと。これは通常のスキンシップと同様で、嫌がる場所には触れないでください。
歯ブラシマッサージの目的は、リラックス効果を引き出すことです。猫が喜ぶ部位を中心に、まったりさせてあげてください。
まとめ
今回は、猫がうっとりする「歯ブラシマッサージ」について解説しました。
人間の歯ブラシは、どこか猫の舌触りに似ていることから猫ウケの良いアイテムです。この特徴を存分に活かしてマッサージを施してみてはいかがでしょうか。
まるで母猫に舐められているような安心感から、飼い主さんとの関係がより良いものになるでしょう。
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