「ホゴネコの日」に考えたい!保護猫を迎えるメリット&幸せ
5月25日は「ホ(0)ゴ(5)ネ(2)コ(5)」という語呂合わせにちなんで、『ホゴネコの日』として記念日協会に認定されています。
この記念日が認定された背景には、『保護猫がどうして生まれるのかを考え、ひとつの命を最後まで大切にする文化を根付かせたい』という思いが込められているそうです。
そこで今回は、保護猫を迎えるメリットや一緒に暮らす幸せについて改めて考えてみたいと思います。
1.ライフヒストリーがわかりやすい
シェルターにいる猫達は皆、十人十色の事情を抱えています。しかしながら、それが見える化されることは悪いことではありません。
その猫がどこで保護されて、どんな成長を遂げたのか。手塩にかけて育ててきたスタッフさんのお話が直に聞けるシェルターからお迎えすることで、その猫のライフヒストリーがわかりやすい、といえるでしょう。
その猫の情報が多ければ多いほど、愛猫との暮らしが豊かになりますし、お迎えする際の環境作りにも役立ちます。
実際に譲渡会などに参加された際は、気になることを積極的に聞いてみてください。
2.ご家庭にマッチした猫に出会いやすい
シェルタースタッフと飼い主さん、猫を託す側と迎える側のそれぞれが求める理想を持っています。
これらを擦り合わせるが『マッチング』という名の面談で、少々厳しい質問内容が含まれていることも多々あるでしょう。
しかし、これを逆手に取れば、ご家庭の雰囲気に合った猫との出会いの幅が広がります。言うなれば、面談の他愛ない会話から繋がるご縁が見つかりやすいのが保護猫というわけです。
あまり肩肘張らずに、お迎えしたい猫の特徴や、飼い主さんご自身のことを気軽に話してみてください。
3.より多くの命が助かる
どのシェルターも、恐らくはキャパシティに余裕がありません。常にギリギリのところで猫を育てながら、新たな猫を受け入れるの繰り返しでしょう。
これから猫を迎える飼い主さんが保護猫という選択肢を選ぶことは、より多くの命を助けることに繋がります。
4.保護猫を幸せにできる
新しい家族とのご縁が見つかった猫は、住み慣れたシェルターを卒業することになります。そもそも猫は環境の変化を嫌う動物です。そのため、ほんの一瞬だけ複雑な気持ちになることがあるかもしれませんね。
しかし、臆することはありません。保護猫達の一生を長い目で見た時、「自分だけを愛してくれる家族」という存在は必ず大きな意味を持ちます。
安住の地と呼べる『ずっと住むことができる家』があることは、保護猫にとって何よりの幸せであり、ホッとできることなのです。
5.猫も人も健康になれる!
猫を撫でている時、人間の脳内では「オキシトシン」という物質が多く放出されます。オキシトシンは別名「幸せホルモン」と呼ばれるほどの癒しの効果があるのです。
この現象は、撫でられている猫側にも同様の効果を発揮します。つまり、どちらの心も穏やかになるということです。
更にスキンシップを取る機会が多い猫は、些細な異変にも気づいてもらいやすくなります。このことが健康寿命を伸ばす秘訣になるので、楽しく長生きができるようになるでしょう。
ちなみに、猫と暮らしている人は、うつ病や心筋梗塞、脳梗塞などの発症リスクを下げられるのだそう。まさに「保護猫を助けたつもりが助けられた」に繋がるというわけです。
保護猫とのご縁は巡り巡って、ともに健康でいられる鍵になります。
まとめ
今回は、「保護猫をお迎えすることのメリット&幸せ」について、「ホゴネコの日」と合わせて解説いたしました。
2019年から始まった「ホゴネコの日」。まだまだ新しい記念日なので、初めて知ったという方もいらっしゃるでしょう。
ただ最近は、保護猫をテーマにした番組も多い分、日頃から保護猫に意識を向けている方も多いはず。
これを機に、「ホゴネコの日」の認知度が高まるのはもちろんのこと、より多くのご縁が繋がることを願うばかりです。
■関連記事
・猫が寂しかった時にする5つのサイン
・猫が乗ってくる5つの理由とその心理
・猫が人間に『好影響』を与えること5つ
・『ハスキー犬に育てられた子猫』が成長した結果…"2年後の光景"が感動的すぎると263万再生「気づいたら涙が溢れた」「素敵な家族」
・猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草