猫のいる部屋に「ノミ」が発生した時の駆除方法5選
猫のいる部屋や猫の体にノミを発見した場合、早急に対策をとる必要があります。
放置しておくと猫だけでなく飼い主にも感染の危険性があるので、しっかりと対処しましょう。
対処法は以下の通りです。
1.ノミ駆除剤を使用する
部屋にノミが発生している場合、燻煙剤を使用すると部屋中のノミを一気に駆除することができます。
しかし、ノミ駆除剤は成虫にしか効かないので、サナギや卵は別に対処する必要があります。ノミが孵化する1~2週間ごとを目安に、燻煙剤を使用するようにしましょう。
使用するときは必ず駆除剤の成分を確認し、ペットに影響の少ない種類のものを使用してください。
2.掃除機で吸う
ノミの死骸やフンなどが落ちていることがあるので、部屋中に掃除機をかけるようにしましょう。その際、ソファや棚の下など普段動かさないものの下も、徹底して掃除することが大切です。
寝室の場合は布団用のヘッドを使い、掃除機で吸い取るようにしましょう。吸い取ったゴミは袋で密閉し、早めに捨てるようにしてくださいね。
3.粘着クリーナーを使う
ノミのサナギや卵はベタベタとしているため、ソファやカーペットにくっついている可能性があります。
そのため、掃除機だけでは吸い取り切れない場合があるので、粘着クリーナーを使用して掃除をするようにしましょう。
粘着テープに付着したサナギや卵を放置すると孵化してしまう危険があるので、掃除が終わったらすぐに袋で密閉して捨てるようにしてください。
4.熱湯消毒をする
猫のベッドやブランケットなどは、熱湯で消毒することでノミを死滅させることができます。60℃以上のお湯を使用し、最低でも10分は付けておくようにしましょう。
熱湯が使用できるかどうか、事前に洗濯表記を確認してください。また、熱湯消毒するときは火傷をしないよう十分に注意し、猫が入れない浴室等で行うようにしてくださいね。
5.乾燥機をかける
衣類や布団、シーツなどは乾燥器をかけると良いでしょう。乾燥機でも60℃以上の高温に設定していればノミを死滅させることができます。
また、洗濯前に漂白剤に付け置きしておくと、サナギや卵にも効果的です。乾燥機が自宅にない場合、コインランドリーを使用するかアイロンを使用しても同様の効果があります。
ノミの被害を抑えるために予防薬を使用する
猫がノミに寄生されると、以下のような症状が出ることがあります。
- かゆみ
- 脱毛
- 貧血
そのため、定期的な予防薬の使用でノミやダニからの感染症を予防しましょう。
猫に寄生する「ネコノミ」は、人間にも寄生します。猫と同じようにかゆみなどの皮膚症状、発熱や頭痛といった症状が出ることもあるので注意してください。
予防薬はペットショップなどでも市販されていますが、ペットショップで販売されているものはしっかりした予防薬ではありません。かかりつけの獣医師に処方してもらう方が確実です。
健康診断やワクチン接種で受診したときに一緒に処方してもらえることが多いので、獣医師に相談してみましょう。
ノミを持ち込まないことが大事
飼い猫が完全室内飼いであれば、ノミは飼い主から持ち込まれた可能性も考えられます。外から帰ったときはすぐに着替えたり、服に付いたホコリなどは事前に払うようにしたりして、室内にのみを持ち込まないようにしましょう。
また、虫よけスプレーなどを使用するのも効果的です。その場合、猫に害のない成分で作られたものを使うようにしてください。
特にハッカ系の虫よけは猫にとって危険なので、使用しないようにしましょう。
まとめ
ノミは私たち人間にも寄生し、害を及ぼす危険性があります。日頃からノミを持ち込まない、繁殖させないように掃除を心掛けることが大切です。
また、もしものために、飼い猫に予防薬を使用することも重要なので、獣医師に相談して薬を処方してもらうようにしましょう。
部屋を清潔に保つことで、飼い主も猫もより快適に過ごすことができます。私たちの健康を守るためにも、ノミ対策は徹底して行ってくださいね。
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