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猫が飼い主さんの『膝に乗る』ときの4つのキモチ よく乗られる人は座り心地がいい?


1.温かいから

窓辺に座る女性と猫

猫は寒さが苦手なので、暖を取るために飼い主の膝に乗ることがあります。夏にエアコンが効きすぎているとき、冬の寒いとき…。飼い主の膝が視界に入ると、思わず足が向かってしまうのかもしれませんね。

とはいえ、暖かければだれでもいいというわけではありません。第一に信頼できる人でなければならず、また自分の体にフィットする膝の持ち主を選ぶ傾向があるようです。暖を取ることが目的のため、体温が高い人の方が好まれます。

それを裏付けるのは野良猫の行動です。外で暮らす猫は室内飼いの猫よりも寒い環境にいるはずですが、人間の膝の上に乗ることは稀。つまり猫は、暖まるために膝の上に来るものの、その相手が信頼できる相手かどうか厳しく見極めているということです。

2.甘えたいから

膝の上であおむけになる猫

寒くもないのに猫が膝に乗ってきたときは、甘えたい気持ちがあるのかもしれません。猫は、留守番が長いときや、なかなか構ってもらえないときに寂しがることがあります。飼い主の手が空くのを見計らって、子供のように膝の上に飛び込んだという状況です。

猫と飼い主の関係は、ときに親子のようだといわれます。飼い主の膝の上の座り心地、ニオイ、暖かさ、そのすべてに心が安らぐからこそ、癒しを求めて膝に乗ってくるというわけです。家族の中でも選ばれやすいという人は、猫からの信頼が最も高いのかもしれません。

寂しさを募らせているわけではなく、寝床として重宝されているというパターンも。猫に乗られても長時間じっとしていられる人や、膝の上が柔らかい人は、リラックスできる寝床として選ばれやすいでしょう。

3.所有権を主張したいから

飼い主の膝にすりすりする猫

飼い主が帰宅したときやお風呂から出たときに、猫がスリスリしながら膝の上に乗ってくることがあります。これは、飼い主の体に自分のニオイをこすりつけているからです。ニオイをつけることで、自分のものであることをアピールしていると考えられます。

クールな動物として名高い猫ですが、中には非常に独占欲が強い性格の猫もいます。飼い主が大好きだからこそ、少しでも知らないニオイがついていると許せないというわけです。膝の上に乗ってニオイをつけ直すことで、飼い主が帰ってきてくれたような安心感を得られるのかもしれませんね。

また、飼い主を自分のテリトリーの一部であると認識しているケースもあります。猫からすると「自分の縄張りに知らないニオイのものを入れるな!」というところでしょうか。そこで飼い主と密着してニオイをつけ、テリトリーを安心できる状態に戻しているつもりなのでしょう。

4.体調を崩しているから

膝の上で目を閉じる猫

体温調節がうまくいかないときも、飼い主の膝の上に乗ることがあります。猫は肉球と鼻の汗腺だけで発汗するしかないため、そもそも体温を下げるのが苦手です。また犬のように口呼吸して体温調節できるわけでもないため、困った挙句に飼い主の膝に乗ることがあります。

もしかすると、信頼できる飼い主に対して「なんとかしてほしい」という気持ちもあるのかもしれません。暑い、寒いなどの主張を言葉として発することができない猫は、あらゆる方法で気持ちを伝えようとするのです。

猫の様子がいつもと違うなと感じたら、鼻の頭を触ってみましょう。しっとりと濡れているのが正常。カサカサと乾いている場合は体調不良の可能性があります。このようなときは動物病院へ連れていくのがおすすめです。

まとめ

膝の上でへそ天する青い目の猫

今回は、猫が飼い主さんの「膝に乗る」ときのキモチについて解説しました。

大前提として、猫は信頼できる人の膝にしか乗ることはありません。それに加えて膝の座り心地がよければ、猫にとって最高の居場所になります。

愛猫が懐いているはずなのになかなか膝に乗ってくれないという場合は、まずは膝の上に毛布を敷いてみましょう。優しく撫でながらじっとしていると、猫が気に入ってくれるかもしれません。


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