飼い主が帰宅できない場合に備えた3つの対策
飼い主が仕事などで外出中に災害やトラブルに遭い、帰宅が困難になる…。考えたくはないですが、いつ自分の身に降りかかるか分からないものです。
特に一人暮らしで猫を飼う方は、帰宅できない間の猫の様子が心配でたまらないでしょう。
ここでは、事前に対策をしておくことで、万が一に備える方法を3つご紹介します。
①連絡網・一時保護先の確立
近隣の信頼できる友人や家族、またはペットシッターと連絡を取り合える体制を整えておきます。緊急時には猫の世話を依頼できるようにしておくことが重要です。
家の鍵を事前に預けておいたり、安全な場所に保管できるキーボックスを設置したりし、信頼できる人にコードを教えておくことで、あなたが不在の際にも猫の世話をしてもらうことができます。
また、避難や入院などが長期間に渡り自宅に帰れない場合は、近隣の保護団体へ相談し、一時保護を依頼できる場合もあります。
各自治体や保護団体により対応が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
②十分な食料と水の準備
猫が数日間自立して生活できるように、十分な量の食料と水を用意しておきます。ドライフードは長持ちし、水分が少ないため腐りにくいです。
猫が食べすぎてしまう場合には、タイマー付きのフィーダーを使用すると良いでしょう。ドライフード専用のものから、ウエットフードにも対応したモデルもあります。
スマホ連動機能やカメラ機能が付いていると、外からでも猫の様子を確認できます。
複数の大きな水入れを用意し、家のいくつかの場所に置いておきます。
電源があれば、自動給水器を設置すると良いでしょう。水が循環しているので、清潔で新鮮な状態が保たれます。
③マイクロチップの登録
猫にマイクロチップを埋め込み、登録をしておくことで、万が一脱走した場合でも保護時に識別しやすくなります。
首輪のように外れる心配がなく、猫の安全と迷子時の再会を助けるための重要な手段です。
装着を検討されている方は、動物病院で相談してみると良いでしょう。装着後は情報の登録や更新を忘れずに行うことが大切です。
行政での対策
緊急事態において、猫の飼い主が帰宅できない場合の対策として、日本の行政は以下のような取り組みを行っています。
自治体によっては「緊急時ペット救護依頼カード」が作成・配布されています。
カードには任意で飼い主の名前や住所・緊急連絡先、猫の種類や特徴を記載することが可能です。
お住まいの自治体で配布されていない場合でも、インターネットで購入できるほか、自作することで対策できます。
常に持ち歩けるように、名刺サイズ程度の用紙で作成すると良いでしょう。
まとめ
今回は、飼い主が帰宅できないトラブルに見舞われた時に備えておきたい対策法をご紹介しました。
家族や信頼のおける友人などへの手回しや、猫が自宅に一匹でも数日間食事に困らない対策などはぜひ実施を検討してください。
日頃から準備をしておくことで、猫が安全に過ごせるようにすることができます。
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