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猫を『動物病院に連れていく』5つのタイミング 健康診断、駆虫…疎遠にならない心がけも


猫を「動物病院へ連れて行く」5つのタイミング

聴診器を当てられる猫

猫を飼い始めると、どのくらいの頻度で動物病院を受診すればいいのか迷いますよね。病気になったとき以外にも、受診が必要なタイミングがあります。

そこで今回は、猫を「病院へ連れて行く」タイミングについて解説していきましょう。

1.子猫を迎えたとき

子猫を迎えたときは、一度動物病院で健康診断をする必要があります。

ペットショップで迎えた場合は、その時の月齢によって既に必要な受診が済んでいることもあるので確認してください。

飼い猫から子猫が生まれた場合や、野性の子猫を保護した場合、病気や寄生虫、先天性の疾患が無いかなど様々な検査が必要になります。

猫は犬よりも病院嫌いが多いと言われているので、子猫のうちから動物病院に慣れておくと良いでしょう。

2.ワクチン接種

ワクチン接種は猫の伝染病を予防する大切な治療です。

子猫であれば生後2か月と3ヶ月目に打ち、それ以降は年1回の頻度で注射してもらうことが一般的です。

猫の健康状態によっては副作用が出る場合もあるので、ワクチン接種後しばらくは飼い主が様子を見られるように時間に余裕を持っておくと安心です。

ワクチンには3種や5種といった種類があります。飼い猫の生活スタイルに合わせて接種する必要があるので、獣医師と相談して決めるようにしましょう。

3.不妊手術

体格によりますが、3~4ヶ月を過ぎると、男の子は去勢手術を、女の子は避妊手術を受けることができることが多いです。女の子はこのタイミングで発情期も始まりますので、問題行動が出る前に手術しておくと良いかもしれません。

不妊手術のメリットは、発情期による猫のストレスや感染症の予防になることです。猫への負担も軽減できるので、繁殖させる予定が無い場合は手術することをおすすめします。

また、手術後は肥満になりやすい傾向があるので、食事や体重の管理はしっかり行うようにしてくださいね。

4.健康診断

病気など基礎疾患がない成猫であれば、年1回は健康診断を受診するようにしましょう。なお、7歳以上のシニア猫であれば、健康でも半年に1回は受診するようにしてください。

健康診断では血液検査や口腔内検査、触診による関節や肥満のチェックも行ってくれます。ワクチン接種と一緒に行ってくれる病院もあるので、かかりつけの動物病院へ確認してみましょう。

また、健康診断のタイミングで「ノミ・マダニの駆除薬」を処方してもらうことをおすすめします。室内飼いでも予防薬は必要になるので、飼い猫に合わせた予防薬を処方してもらいましょう。

5.誤飲や怪我や体調不良

猫がおもちゃを食べてしまったり、キャットタワーから落下してしまったりといった思わぬ事故が起きてしまった場合も動物病院へ連れていきましょう。

特に誤飲の場合は、吐かせる処置を速やかにした方がいいこともあるため、確認したらすぐに受診をすることをおすすめします。

猫は痛みや不調を隠す動物なので、「足を引きずる」「じっと座って動かない」といった普段と違う様子を見かけたらすぐに獣医師に相談するようにしてください。食欲・元気・排泄の変化などにも注意して、いつもとの違いを感じたら受診するよう心がけましょう。

こんな症状が出ていたら動物病院へ

キャリーに入れられる猫

猫の様子がいつもと異なる場合は注意が必要です。

  • ぐったりして動かない
  • 食欲不振
  • 下痢や便秘
  • 血尿や頻尿など尿の異常
  • 鼻水

等、普段とは違う異変を感じたらすぐに動物病院へ連れていきましょう。

体調不良で受診する場合、普段の食事量や排泄量などを獣医師に伝える必要があります。場合によって便や嘔吐物を持って受診する必要もあるので、慌てずに対応するようにしてください。

また、病院嫌いの猫は連れて行くのも一苦労ですよね。そのため日常的にキャリーに慣れさせておくことで、連れて行く負担が少しだけ軽減されます。

暴れてしまうようなら洗濯ネットに入れて落ち着かせる等、飼い猫が興奮しないように対策をとることも大切です。

まとめ

診察される猫

猫を飼い始めたら、最低でも年に1回は動物病院へ連れていく必要があります。

人間と同じように季節の変わり目に体調を崩す子もいるので、温度や湿度の管理といった環境を整えておくことも重要です。

また、お留守番など飼い主が見ていないときに怪我をしたり誤飲したりして体調に異変を起こす可能性もあります。お留守番が長い子は、モニターなどを利用しても異変に気付きやすいかもしれません。

猫の様子を日頃からしっかり観察し、些細な変化にもすぐに気が付けるようにしてくださいね。

動物病院の早期受診で、猫の健康をしっかり守るようにしましょう。


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