マタタビとキャットニップは違う植物
マタタビとキャットニップの大きな違いは、原料となる植物です。マタタビはツバキの仲間ですが、キャットニップはシソ科の植物です。それぞれどのような植物なのか詳しく紹介します。
マタタビとは
マタタビは、日本や中国、朝鮮半島の山間部のみに自生しているマタタビ科マタタビ属のつる性落葉木の植物です。6月から7月にかけて花を咲かせ、秋口には緑色の実をつけます。
猫用として使用されるのはマタタビの実・葉・枝で、乾燥させたり、粉にしたりして使われます。なおマタタビとして使用される実は「虫えい果」(ちゅうえいか)と呼ばれる特別な実のみです。
虫えい果とは、花が咲く前に「マタタビミタマバエ」や「マタタビアブラムシ」といった虫たちが卵を産みつけた実で、正常な実と比べるとデコボコとした、いびつな形をしています。また虫えい果は、正常な実よりも多幸感をもたらすと成分が多く含まれていると言われています。
キャットニップとは
キャットニップはもともとはユーラシア大陸原産で、シソ科イヌハッカ属に属する多年草です。5月から8月に白色または青紫色の花を咲かせます。日本では「イヌハッカ」または「キャットミント」「西洋マタタビ」などと呼ばれています。
欧米では、古くからスパイスやサラダとして食べられており、薬草としても使用されている身近な植物です。
猫用には乾燥させたものをキャットフードにトッピング、爪とぎに振りかける、おもちゃに入れるなどのかたちで使用します。
マタタビとキャットニップの成分や効果の違い
猫はマタタビに酔うと言われていますよね。その原因となっているのが「ネペタラクトール」と呼ばれている成分です。一方で、キャットニップが猫に影響を与えるのは「ネペタラクトン」と呼ばれているもので、マタタビとは異なる成分です。
これらの成分が、猫に多幸感を与えると言われています。またマタタビに含まれているネペタラクトールには蚊を避ける効果があることもわかっています。
中毒を心配する飼い主さんもいらっしゃるようですが、今のところ明確な中毒性は認められていません。
マタタビもニットキャップもストレスを解消し、リラックスさせるという共通の効果があります。さらにマタタビには食欲が増す、キャットニップには活動的になるといった効果もあります。
猫が喜ぶのはマタタビ?それともキャットニップ?
猫はマタタビとキャットニップのどちらにも反応しますが、すべての猫が反応するわけではありません。両方に反応する猫もいれば、マタタビにしか反応しない、どちらにも反応をしないという猫もいます。
マタタビに反応するのは猫のうちの約80%と言われています。たいていの猫が反応すると考えても良いでしょう。一方キャットニップに反応するのは、45〜70%とされています。
このことから、猫はキャットニップよりもマタタビに喜ぶ傾向があると言っても良いかもしれませんね。
マタタビとキャットニップの与え方と注意点
マタタビとニットキャップを与えるのは成猫になってからです。子猫には与えないようにするのが良いでしょう。
また興味を持つ猫、持たない猫がいますので、最初はマタタビまたはキャットニップ入りのおもちゃを与える、爪とぎに振りかけるなどして愛猫の様子を観察して、興味を示すほうを与えるのがおすすめです。
直接摂取させる場合は、耳かき1杯程度にし、多くても週に1〜2回にしてください。マタタビやキャットニップに対して反応がないからといって追加するのはやめましょう。
また興奮して普段よりも活発になったり、思いもよらない行動をしたりする猫もいます。そのため与える際は注意深く見守る必要があります。
多頭飼いの場合は、ほかの猫に対して攻撃的になる猫も。そんなときは、落ち着くまで猫同士を隔離して様子をみてください。
まとめ
マタタビとキャットニップでは、原材料となる植物、また猫に作用する成分に違いがあります。効果はマタタビのほうが強いと言われていますが、効果のあるなし、強さは猫によって異なります。愛猫の反応が良い方を選ぶのがおすすめです。
またマタタビとキャットニップには、ストレスを解消してリラックスする効果が期待できます。上手に取り入れて、ストレスフリーで健康的な暮らしを目指しましょう。
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