1.基本的には様子見
前提として、猫が鼻水を垂らしていた場合、家庭で行える処置はあまりありません。基本的には状態を様子見することになります。鼻水が垂れているようであれば、ティッシュなどで拭き取っても問題ありません。
ただし、以下の点はしっかり観察してあげましょう。
- 鼻水の量と色
- 鼻水が出ている期間
- 猫自身の状態
- くしゃみ、発熱、目やになど他の症状の有無
様子見していて違和感があるようであれば、早めに動物病院に相談しましょう。
2.動物病院を受診
猫の鼻水トラブルに違和感を感じたら、動物病院を受診しましょう。その際、以下の項目は伝えられるようにしておきましょう。
- いつから鼻水が出始めたのか?
- 色や量は?
- 他に気になる症状はあるか?
猫の鼻水・鼻づまりに気づいたら、その都度メモなどに状況を記録しておくと、もしものとき役立ちます。
3.薬での治療
鼻水の程度や原因にもよりますが、必要であれば薬が処方されることもあります。このとき大切なのが、用法用量を守ること。猫によっては服薬を嫌がってしまうこともありますが、途中で投与をやめたりせず獣医師の指示通り与え続けましょう。
飼い主さんが薬を適切に与えてあげなければ、治るはずの鼻水トラブルも治りません。
鼻水・鼻詰まりが起きる病気
- 猫風邪
- アレルギー
猫の鼻水が引き起こされる要因は様々ですが、多いのは猫風邪によるもの。
「猫風邪」とは、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスによって起こされる感染症のことです。特に、免疫力が低い子猫などには注意してあげたいところです。
また、アレルギーも猫の鼻水を誘発する要因の一つになります。
他にも猫が鼻水を引き起こす要因はありますが、いずれにせよ猫の免疫力を低くしないこと、鼻に異常があったら早いタイミングで獣医師に相談することが大切です。
まとめ
猫も人間のように鼻水・鼻詰まりでつらい思いをすることがあります。しかし、猫は本能的に自分の体調不良を隠そうとする動物。鼻水・鼻詰まりも例外ではありません。
そうでなくとも、猫の鼻トラブルは気づきにくいため、飼い主さんが意識的に体の異常がないか観察してあげることが早期発見においてなによりも重要となります。
今回の記事を参考に、愛猫の鼻周りを定期的にチェックしてあげてください。
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