猫を多頭飼いする時のポイントは?
猫を多頭飼いするのであれば、先住猫とこれからお迎えする猫の相性や、室内の環境作り、猫たちがストレスなく健康に暮らせるための工夫などを考える必要があります。
1匹育てるだけでもさまざまな責任が生じる猫のお世話。複数匹になれば、やらなければいけない事や気にかけなくてはいけないこと事も当然増えます。
具体的にはどのような点に注意すべきなのか、さっそく解説してまいりましょう。
1.猫同士の相性や接し方に注意
まず猫をお迎えするにあたって大切になってくるのが「猫同士の相性」です。
人間にも「好きな相手」や「苦手な相手」がいるように、猫にも得意不得意な相手がいます。
そのため、猫をお迎えすることを決めてお迎えするべきか迷う子が出てきたら、まずは先住猫と面会をさせてあげるのがベストといえるでしょう。
猫の譲渡会などでお迎えを決める場合、新入りの猫が家の環境に慣れるかどうか、お試しで先住猫との面会や仮で一時的に数日間お世話をさせてもらえるケースも少なくありません。猫同士の相性を気にかけるのであれば、そのようなところから引き取りを検討するのもおすすめです。
もし、事前の面会や相性の確認が難しい場合は、お迎えして急に直接お互いを面会させるのではなく、新入りの猫のほうをケージに入れた上で会わせて、徐々に猫たちの距離を縮めていきましょう。
2.スペースの確保にも注意
猫は自分の縄張りを大切にする生き物です。どんなに相性が良くても、お互いの縄張りやスペースは確保してあげることがストレスの軽減につながります。
猫たちそれぞれに専用のトイレを設置してあげたり、ごはんのお皿や場合によっては食事をとる場所も別々に分けてあげたり、くつろげる場所もそれぞれに用意してあげることが大切です。
また、もし猫同士の相性があまり良くない場合はお互いを隔離した状態で飼う必要も出てきます。なので、多頭飼いをするのであれば家の広さもそれなりに必要といえるでしょう。
3.それぞれの健康状態も大切!
当然ですが感染しやすい病気に猫がかかってしまった場合、同居している他の猫も同じ病気をもらいやすくなります。
そのため、猫同士の感染を防ぐためにも、今まで以上に猫の体調をこまめにチェックし、体調管理を徹底する必要が出てきます。
また、もし猫の中に1匹でも体調不良や異変が生じた場合は、すぐに隔離して他の猫への感染を防ぐと同時に、体調不良の猫をすみやかに動物病院に連れていきましょう。
まとめ
猫を「多頭飼い」する場合、先住猫も新入りの猫も全員が、ストレスなく安心して暮らせるように配慮する必要があります。
猫を多頭飼いする居住スペースや予算、そしてお世話できる余力があるかどうか、しっかりと考え見定めた上でお迎えを決めるようにしましょう。
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