生まれて間もない捨て猫を保護し、手探り状態でお世話をする動画が35万回も視聴されています。
母猫さながらにお世話をする保護主さんや、「家族」であるラブラドールと先住猫が見守る姿も。そんなほっこりする動画には「救ってくれてありがとう」や「助かってよかった」など、100件以上のコメントが寄せられています。
紙袋に入れられた捨て猫を発見
動画の投稿者様(YouTubeチャンネル名:黒ラブと保護猫の日常)の家には、黒いラブラドールのムニくんと保護猫のコウくんが暮らしています。ある日、ムニくんのお散歩をしていたときのこと。弟さんから「猫を拾った…」との連絡が入ったのだそう。
紙袋の中で「ミーミー」と鳴いていたのは、仔猫特有のキトンブルーの瞳をもつ猫。生後間もなく捨てられてしまったようです。その場に居合わせたラブラドールのムニくんも、ただならぬ雰囲気を感じ、心配そうな表情を浮かべていたそう。
自宅にて先住猫のコウくんとご対面
保護した白黒の猫を自宅に連れ帰ると、先住猫のコウくんがさっそく異変に気づいたそうです。紙袋に何かが入っていることを察知したコウくんは、鼻をクンクンとさせてニオイをチェック。紙袋の上から覗き、仔猫と目が合った瞬間コウくんは「シャーッ」と威嚇したとのこと。
紙袋から段ボールに移動させると、黒いラブラドールのムニくんは気になってしかたがない様子。茶白猫のコウくんも興味はありつつも、仔猫を警戒して距離をとっていたそうです。コウくんは緊張した様子で、目を見開いて固まってしまう一面を見せたとか。
お世話を開始
母猫のいない仔猫は、まだ自分で排泄もできないほど小さかったといいます。本来、母猫がおしりを舐めて排泄を促すところ、保護主さんはティッシュでおしりをトントン。また、ミルクも与えるなど、できる限りのお世話をしたそうです。仔猫のミルクタイムには、ラブラドールのムニくんも興味津々だったようです。
仔猫は、白黒の模様がまるで豆大福のようだったことから、仮名で「豆太」と付けられたといいます。最初は威嚇していた茶白猫のコウくんも「シャー」と言わなくなり、黒ラブのムニくんは面倒を見てくれる雰囲気にまでなじんだとか。保護主さんはこのまま里親さんが見つからなければ自宅で受け入れることを検討していたそうですが、無事に新しい家族があらわれたとのことです。
「ほっこり」そして「感動」
紙袋の中に入れられ捨てられていた仔猫。もしそのままだったら「豆太(仮名)」は悲しい運命をたどっていたかもしれません。保護主さんとの出会いはまさに、豆太(仮名)にとって生きていくためのきっかけ。
コメントには「小さなカワイイ命を救ってくださりありがとう」や「里親さんが見つかってよかった」など感動の言葉が寄せられて、それと同時に捨てた人に対して「ひどい事をする人間がいるものだ」「許せない」など、動物を愛護する声も集まっています。
今回紹介したYouTubeチャンネル「黒ラブと保護猫の日常」は、黒のラブラドールムと茶白猫との暮らしぶりが投稿されています。ただ「メンバー紹介」をチェックすると、「黒色のラブラドールムニくん」と「茶白猫のコウくん」ともう1匹の「マメ」という仲間が記載されています。どうやら里親さんにもらわれたはずの「豆太(仮名)」は、訳あって出戻り、正式にマメという名前で家族になったようですね。
"写真・動画提供:YouTubeチャンネル「黒ラブと保護猫の日常」さま
執筆:藤みと
編集:ねこちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。"
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