毎日通って来る猫
子供にとって、毎日休まずに登校するのは大変なこと。しかし、コロンビア共和国に住む猫Monoには、学校は楽しい場所なのです。
Yanin Erasoさん(28歳)は、お母さんのMaribel Espinosa Henadoさんが教える学校に通って来る猫をビデオに撮影して、SNSに投稿しました。それが現在、大きな注目を集めています。
18ヵ月前からやって来るようになったMono。以来、毎朝学校に来ては先生から朝食をもらったり、生徒の机の上で昼寝したりして過ごすようになりました。
教室にいる5歳児たちから注目されるのが大のお気に入り。生徒たちはちゃんとMonoをクラスメートとして扱い、Maribel先生も猫の参加を喜んで受け入れました。
毎朝、学校に一番乗り
たまには寝坊して、朝早く登校できないこともありました。そんなとき同級生たちはすごく心配したものです。「Monoはどこ?」とささやき合い、「宿題を忘れたのかも」と冗談を交わしたりもしました。
「飼い主はMonoを1日中外に放置しています。ある日学校を訪れたMonoは、そこに餌があって、みんながかわいがってくれることを知り、学校が気に入ったようです。子供たちと一緒に過ごすのが大好きで、授業中は机の上で昼寝をしています」とYaninさん。
「毎朝来て、午前7時にやってくる教師を待ち構えています。教室に入って朝ごはんを食べるといったん外出しますが、生徒たちが登校する8時には戻って来て、ずっと教室に落ち着いています」
式帽をかぶって卒業式に参加
このたび、これまでの熱心な学校生活(居眠りしたり、食べたり…)が実を結び、Monoは同級生たちとともに卒業式を迎えることになりました。
ほかの生徒たちと同様に、ちゃんと式帽までかぶって演壇に登ったMono。Yaninさんがその様子をTikTokに投稿すると、たちまち200万人が視聴し35万人が「好き」をつけました。
コメントもわずか数日間で5600件を超え、「優秀な成績で卒業したね」「動物がいることで子供たちは落ち着いて勉強できます。すべての学校で取り入れてほしい」「卒業式の場面では涙が出ました」などの声が寄せられました。
「ビデオを投稿したところ、大きな反響がありました。猫を教室に通わせた教師を讃える声もありましたね。『ずっと居眠りしていたのに卒業できたの?』というコメントもありました」
「母は動物好きで、生徒たちにはいつも動物をかわいがって大事にするよう教えています。ほかの学校でも、飼い主としての責任のあり方を子供たちに教えてほしいと話しています」
さて、卒業後のMonoは、新学期にまたこの学校に戻ってくるのでしょうか?
出典:School Cat Who Spent All Year 'Sleeping During Class' Gets To Graduate
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