猫を迎える心構え
猫を迎えるにあたっては、つぎの3つの心構えを持ちましょう。
猫の飼育に必要な費用や時間、労力をしっかりと把握する
猫の飼育には、フード代・トイレ用品代・医療費などさまざまな費用と、毎日の食事やトイレ掃除・遊びの時間など、猫の世話をするための時間と労力が必要です。
そのため猫を迎える前にはこれらをしっかりと把握しておき、自分に猫を幸せにするための「お金と時間」があるかどうかを判断しましょう。
猫の性格や好みを理解する
猫は個性豊かな生き物であり、性格や好みはさまざまです。後述に「初心者でもお迎えしやすい猫種」を紹介しますが、どんな猫種であれ懐きにくい猫もいれば、犬のように飼い主に依存する猫もいます。
しかしたとえ「飼育しにくい性格」の猫であっても、飼い主はきちんと最後まで幸せにする責任があります。「どんな猫種であれ性格はさまざま」と理解しておき、覚悟と責任をもって猫を迎え入れましょう。
猫との生活を楽しむ
猫は人生に喜びと幸せをもたらしてくれるので、飼い主も同じように猫の幸せな生活をサポートしてあげなければいけません。
そのためには…
- 猫の健康を守る
- 猫に話しかけたり、適度にスキンシップをとったりしてコミュニケーションをとる
- 猫が安全で快適に過ごせる環境を整える
以上のことをポイントにしながら、猫と幸せな生活を送るようにしてください。
初めての猫暮らしでお迎えしやすいと言われる猫種4選
つぎに初めてでもお迎えしやすい猫種を紹介します!ただひとつ理解しておいて欲しいことは「初めてでも飼いやすい=簡単に飼える」ではないということです。
どの猫であっても簡単に飼えることはありません!猫をお迎えするのであれば、しっかり覚悟と責任をもってくださいね。
では、初心者でもお迎えしやすいといわれる猫種をみていきましょう!
1.ラグドール
ラグドールはアメリカ原産の猫種で、抱っこされるとまるでぬいぐるみのように身を委ねる姿から「ラグドール(=ぬいぐるみ)」と名付けられました。
大柄で優雅な外観・おおらかで友好的な性格が特徴で、遊び好きで人懐っこく、家族との絆を大切にします。
ただしラグドールは体格の大きさから健康面に注意が必要で、肥満・腎疾患・腎疾患になりやすい特徴もあります。
2.ロシアンブルー
ロシアンブルーはロシア原産の猫種で、ブルーグレーの美しい被毛が特徴です。穏やかで賢い性格の持ち主。飼い主に忠実かつしつけもしやすいため、初めて猫を飼う方でも飼いやすいといわれます。
また、鳴き声が小さいため、集合住宅での飼育にも向いているでしょう。
ただし好奇心旺盛でいたずらをしたり、シャイで新しい環境や人に慣れるまで時間がかかることがあります。
3.スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドはスコットランド原産の猫種で、折れ曲がった耳が特徴です。人懐っこい性格で、飼い主や家族に対して甘えん坊♪初めて猫を飼う方でも、比較的飼育しやすいといわれています。
また運動量が少ないため、マンションやアパートなどの集合住宅でもお迎えしやすいでしょう。
ただし耳の垂れたスコティッシュフォールドは、遺伝性骨形成異常という遺伝性疾患が引き継がれていることが多く、高確率でその病気を発症する可能性があります。
4.ペルシャ
ペルシャはイラン原産の猫種で、長くてふわふわの被毛が特徴的。温厚で人とのコミュニケーションを好む種です。
飼い主や家族に甘えてくれるため、初めて猫を飼う方でも比較的飼いやすいといわれます。
ただし長毛種のペルシャはこまめなブラッシングが必要なので、お手入れに少々手間がかかることが…。また鼻が低いため、涙やけや鼻腔狭窄などの病気にかかりやすい特徴もあります。
まとめ
初めての猫暮らしにお迎えしやすいと言われる猫種は、ラグドール・ロシアンブルー・スコティッシュフォールド・ペルシャの4つです。これらの猫種はいずれも性格が温厚で人懐っこい傾向だったり、運動量が比較的少なく室内飼いに向いているのが特徴的。
ただしどの猫種であれ「飼育が簡単」ということはありません。安易な気持ちで迎え入れることはせず、しっかりとした準備と覚悟を持ってから猫を家族として迎えるようにしてください。
また猫種ごとだけでなくその猫のメリットやデメリットも理解し、双方が幸せな生活を楽しむようにしましょう。
■関連記事
・猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
・猫が「好きな人」にしかしない16の行動
・猫が乗ってくる5つの理由とその心理
・猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
・猫が飼い主を馬鹿にしてる時の仕草