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猫とのクリスマスにおける『4つのタブー』 亡くなる危険性も…絶対NG行為や安全に楽しむ方法とは


1.ポインセチアなどの植物による中毒

ポインセチア

「聖夜」という花言葉からクリスマスシーズンになると出回るポインセチアには、『フォルボール』という有毒成分が含まれています。

猫がポインセチアの葉(赤い部分)を口にすると嘔吐や下痢などの中毒症状になるほか、茎の切り口から出る白い樹液を触ってしまうと水疱・皮膚炎を引き起こすのです。

また、ポインセチア以外にもシクラメンやユリといった植物も猫にとって猛毒となります。

猫がこれらの植物を誤食してしまった場合は、速やかに動物病院に連絡して対応の指示を仰いでください。

あらかじめ中毒を起こす植物を調べて飾らないようにするのが一番ですが、どうしても飾りたい場合は猫が入れない部屋に飾るようにしましょう。

2.クリスマスツリーによる事故

猫とクリスマスツリーのぬいぐるみ

クリスマスツリーに色々な飾りをつけて楽しむ方も多いでしょう。

猫にとってクリスマスツリーやツリーの飾りは好奇心をくすぐってしまうもののようで、猫がじゃれついたり遊んだりして思わぬ事故を招く可能性があります。

  • ツリーを倒して怪我をする
  • ツリーに登ろうとして落ちて怪我をする
  • 小さめの飾りやパーツ、綿などを誤飲・誤食する
  • 電飾のコードをかじって感電する

など、私たちが思っているよりも危険性が高いのです。

ツリーは飾らないか、猫の手が届かない部屋や場所に飾るようにしましょう。

飾りを誤飲・誤食すると最悪の場合には腸閉塞を引き起こし命に関わる可能性もあるので、猫が飲み込めるサイズやかじってしまう飾り・電飾は極力つけないようにしてください。

3.人間の食べ物による体調不良

ケーキに興味を持つ猫

クリスマスのお祝いにケーキやチキンなど豪華な食べ物を用意するご家庭が多いかと思いますが、猫に人間の食べ物を与えると中毒を起こしたり体調不良を招くことにつながってしまいます。

料理に使われている香辛料や調味料、ジュースやアルコールといった飲み物など、飼い主は気をつけていても目を離したすきに猫が食べてしまったり、床にこぼしたものを口にしてしまう可能性があります。

急性アルコール中毒や嘔吐・下痢などの症状を引き起こすほか、チキンの骨で口内や消化管を傷つけるといった危険性があるので十分な注意が必要です。

美味しいものをあげたいという気持ちは分かりますが、猫の健康を害さないためにも人間の食べ物は与えないようにしっかり管理し、猫が食べられるフードやおやつのみ与えてください。

4.来客によるストレス

手に噛みつく猫

猫の性格によっては、頻繁な来客や長時間知らない人が滞在することで強いストレスを感じる場合があります。

猫は縄張り意識が強い動物なので、見慣れない人が縄張りに侵入してきたと認識して恐怖や不安が強まるのです。

ストレスからくる問題行動として、

  • パニックを起こし来客に対して攻撃的になる
  • 急に走り回る
  • 食欲がなくなる
  • 毛づくろいが過剰になる

といった症状が出る場合があります。

来客がある場合は、お水・ご飯・トイレなどの必要な準備を済ませた上で猫を別部屋やケージ内に隔離するのが無難です。

ケージがなかったり部屋を分けられないという場合は、猫が隠れられるスペースを確保しておくと落ち着いて過ごしてもらえます。

まとめ

クリスマス帽をかぶった猫

今回は猫とのクリスマスを安全に過ごすために知っておきたい4つのタブーについて紹介しました。

  • ポインセチアなどの植物による中毒
  • クリスマスツリーや飾りによる事故
  • 人間の食べ物を誤食したことによる体調不良
  • 来客の滞在によるストレス

危険性があることを知っておくだけでも対策につながりますので、クリスマスという年に一度の記念日を悲しい日にしないよう、猫に対する影響をあらかじめ調べて安全に過ごせるよう努めましょう。


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