猫は他の動物と比べあまり水を飲まない動物だと言われています。
猫があまり水を飲まないために腎臓病や泌尿器科系の疾患などに猫はなりやすいと言われているのです。
猫はなぜ、他の動物に比べ水をあまり飲まないのでしょう。
もしかして猫は水をあまり飲まなくても、大丈夫なのでしょうか
水をあまり飲まなければ泌尿器科系の疾患になりやすくなる上に毒素があまり排出されず腎臓病を引き起こすことがあるため、『猫は水を飲まなくても大丈夫』何てことないはずです。
そもそも、猫があまり水を飲まない性質のため、猫は泌尿器科系疾患や腎臓病になりやすあともいわれています。
猫の健康を考えるのであれ『猫』と『水』について知ることがまずは大切!
あまり水を飲まない猫ですが、本来猫はどれくらいの水分量がなのでしょうか?
なぜあまり水を飲まないのかというなぞと共に、猫の健康に必要な『水分量』について調べてみました!
◆猫はなぜあまり水を飲まないの?
猫の祖先は元々砂漠に住んでいました。
砂漠にはあまり水が存在せず、水飲み場のような場所も少なかったでしょう。
猫の祖先達は、水をあまり摂取しなくてもいいように、砂漠に適応していきます。
猫達は尿を凝縮しなるべく排出する水分を少なくしたり、喉の乾きを感じにくくしたり…。汗をあまりかかないのも、猫の祖先達が砂漠で生き残るために得た物なのでしょう。
猫の祖先たちは水分の少ない環境でもちゃんと生きていくことのできる体になったのです。
そんな猫の祖先達の『最小限の水分で生きる』という性質が現在の猫にも受け継がれ、猫はあまり水を飲まなくなったといわれています。
◆猫はどれくらいの水分量が必要?
現在の日本で変われている猫は当然ですが、砂漠で飼われているわけではありません。
飲み水を我慢しなくてもよい環境の猫ばかりです。
猫は水が少なくても生きては行けますが、健康的に生きていくには適度な水分補給が必要です。
ではどれくらい猫には水が必要なのでしょうか?
健康な成猫が単純に必要な水の量は実は猫が必要なカロリー量と同じだと言われています。
避妊・去勢をした4キロの猫でだいたい238キロカロリーは一日に必要だとされています。
つまり4キロの健康な猫でだいたい一日に238mlの水が必要なのだそう。
フードから摂取できる水分量もあるため、正解に238mlの水を飲まなければいけないというわけではありません。
4キロの健康な猫なら、だいたい計量カップに一杯ちょっと程度の水が必要とされているようです。
もちろん猫の体重が増えればその分猫に必要な水分量も増えていきます。
5キロの猫でだいたい250ミリ、6キロの猫でだいたい290ミリ程度の水が必要です。
我が家の猫は3,5キロなのでだいたい200ml程度が必要な水分量になります。
正直なところちょっと多いかな、と感じる水分量です。
猫は猫自身があまりのどが乾かない、というだけで本来はそれなりの量の水分を補給しなくてはいけない、ということなのでしょう。
◆猫の水分量を把握しよう
猫に必要な水分量を飲んでもらうにはまずはどの程度毎日水を飲んでいるのを把握しなくてはなりません。
計量カップで水分量をはかって、ウォーターボウルにいれ、1日経ってから飲んだ量を計算してもいいでしょう。
ただ、いちいち計量カップで計るのはちょっと面倒です。
猫壱のウォーターボウルのようにメモリつきのものだと猫が飲んだ水分量は一目瞭然。すぐにわかります。
メモリつきのウォーターボウルなどで一週間程度毎日の水分量を計測し、飼い猫の水分量が足りているかどうか、確認しましょう。
◆お水を飲んでもらう工夫
水分量をはかってみても、おそらく猫の健康に必要な水分量を飲めていない猫の方が多いと思います。
ではどうすれば猫はたくさんの水を飲むでしょうか?
まずは水飲み場を複数かしょ用意してあげましょう。
猫は砂漠にいた習性からのどが乾きづらく、のどが乾いても我慢してしまう動物です。
そのため水飲み場が少なかったり、水飲み場が遠いと水を飲むことを極限まで我慢してしまいます。
すぐに飲める水がどこにでもあるだけで猫は水わ飲むのを我慢しなくなり、よく水を飲むようになります。
水飲み場は猫のお気に入りの場所ごとに用意する!くらいの気持ちで各所なウォーターボウルをおいてあげましょう。
また元々は狩をしていた猫は餌場の近くで水を飲むことを嫌うことがあるようです。
水が血で濁るイメージがあるのかもしれませんね。
フードボウルから水を離しておくだけで頻繁に水を飲むようになる猫もいるので水飲み場は餌場とは別で用意してあげるといいかもしれませんね。
いかがでしたか?
猫には案外水が必要なようです。
猫にいつまでも健康でいてもらうためにはしっかりと水分をとり、水分量を何度かチェックすることが必要です。
猫の健康は『適切な水分量』から!
あなたの飼い猫にどのくらい水が必要なのか、きちんと量を飲んでいるか、一度チェックしてみてくださいね。