我が家の愛猫、カイトはフードの選り好みが激しいタイプ。最近はなんとあの液状のおやつ、チ⚪︎ールさえ時々残すようになりました。びっくりです!
体調が悪いわけでもないのに、なぜか時々フードを残したり、大好きないやつを食べなかったり。こんな猫の気まぐれに、悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
猫がご飯を食べないとき。もしかしたら、猫は意外な理由でフードを選り好みしているのかも知れません。
今回は、猫がフードを食べない時に考えられる7つの理由をご紹介します。
■ヒゲの感触
あなたの使っているフードボウル、大きさはどれくらいありますか?多くの猫ちゃんは、ボウルの縁にヒゲが当たる感触が好きではない、という報告があります。
もし猫の食欲が落ちてきたな、と感じたら、フードボウルを変えてみるのも良いかも知れません。
■フードの食感
猫のフードはウェットなタイプが一番、という人もいます。確かにカリカリタイプより、柔らかくて水分の多いウェットフードの方が猫の食いつきが良い、という飼い主さんも多いでしょう。
しかし猫の好みは様々です。柔らかい食感が好きな猫もいれば、少し弾力がある食感が好きな猫もいるでしょう。なんと、キャトフードの「形」にもこだわる猫ちゃんの話も聞いたことがあります。
そして猫がご飯を食べなくなる理由は様々ですが、もしかしたら口の中の病気の可能性も考えられます。歯周病や歯肉炎になると、猫は口の中が痛いので、今までの食感のフードを食べなくなったり、食欲が落ちたそぶりをすることも。猫の食事の様子をよく観察してみてくださいね。
■温度
猫のフードの最適な温度は、「ネズミの体温」だという意見も。いつものフードをほんのり温めただけで食いつきが急に良くなった、という話もあります。
そもそも猫は冷蔵庫から出したばかりの冷たいフードでは、大好物のウェットフードでも口をつけないことがあります。猫のご馳走は味よりも「温度」「におい」なのかもしれません。
■マンネリ
猫は気まぐれ。そしてフードに飽きると食べなくなることがあります。いつもいつも同じフードを与えるよりも、数種類のフードを用意して、ローテーションでフードをあげるようにすると猫も喜んで食べてくれるかもしれません。
いつもマンネリだと、いくら美味しくても人間も猫の飽きてしまいますよね。
■フードをあげる場所
フードをあげるとき、意外に大切なのが「食べさせる場所」です。他のペットや動物がしょっちゅう行き来をする場所や、騒がしい場所だと猫は嫌がって食べないときがあります。
キャットフードは犬も大好きなので、猫と犬を両方飼っている場合は、フードをあげるときは場所や時間を変えるといった工夫をすると良いでしょう。
静かな場所で落ち着いて食べたい、と思うのは、人間も猫も一緒です。
■フードをよそいすぎない
フードボウルの前で「にゃ~ん」と鳴けば、いつも飼い主さんがフードを山盛りに入れてくれることを学習している猫ちゃんもいます。
フードは適正な量を1日に数回に分けて与えると、食べ残しも少なく、満足する場合もあるのでぜひ参考にしてください。
1度に山盛りあげるより、少しの量をちょこちょこ食べたい猫は多いようですよ。
■病気が原因の場合もある
猫がフードを食べないとき。やはり何らかの病気の可能性もあります。まる1日、2日と食べなかったら要注意。肥満の猫に多い肝リピドーシスという病気は、肝臓に脂肪が蓄積して食欲がなくなってしまうことがあります。
それ以外でも怪我などで食欲がなくなる場合もあるでしょう。おかしい、と思ったら、やはり早急に動物病院へ連れて行くほうが安心です。
■最後に
愛猫が急にフードを食べなくなったとき。他の(ちょっと高級な)フードを与えてガツガツ食べるなら心配はありませんが、どんなフードでも食べなかったり、食べるけど頭を激しく振るなど、食べにくそうにしている場合は要注意です。
よく言われることですが、猫は病気を隠そうとする動物です。具合が悪いとき、猫はフードを食べず、静かで安全な場所でひたすら動かずに治そうとします。
猫の病気は早期発見が大切。猫の食事をするところを観察することも、愛猫の健康管理に役立つはずです。