猫の性格は猫それぞれ。
行動や仕草など、猫によってかなり違います。
猫のご飯の食べ方も、猫によって違います。
我が家の猫は正直なところかなりご飯を食べるのが下手でした。
今はだいぶましになりましたが、『下手』というよりもなぜかフードボウルから餌を一粒出しては口にいれ、また一粒器用に外に出しては口にいれ…と意味のわからない食べ方をよくしていました。
しかも顔をフードボウルに突っ込んで一粒出す餌を探すため、フードボウルから餌がボロボロとこぼれ落ちるんです。
猫がご飯を食べたあとは辺り一面が餌だらけ…なんてことも少なくありませんでした。
我が家の猫と同じようにご飯を食べるのが下手な猫はきっと多いはず!
猫が餌を食べるのが下手な原因と対策をご紹介します。
◆品種によるもの
猫の顔にはアメリカンショートヘアや日本猫に多い鼻が出ているタイプの猫とペルシャやエキゾチックショートヘアに多い鼻が低いタイプの猫がいます。
当然かもしれませんが、鼻が低い猫はフードボウルにはいる面積が鼻の高い猫に比べると広く、餌までのリーチも近いため、餌をこぼしやすくご飯を食べるのが下手な傾向があります。
特に平らなタイプのフードボウルを使っている鼻が低い猫は、餌が舌でとりづらいようでご飯を上手に食べることができなくなってしまうようです。
餌を食べにくい猫種の猫種ほど、フードボウルを工夫して『食べやすいフードボウル』を選んであげることで、ご飯の食べやすさが変わります。
今使っているフードボウルが食べやすいものか、一度確認してみましょう。
◆高齢のため
若い時はご飯を食べるのが上手だったのに、シニア期に入ったとたんに猫がご飯を食べるのが下手になった!ということはよくある話です。
シニア猫は若い猫と比べ噛む力、顎の力が弱っています。そのため今までの餌だったとしてもうまく噛むことができずに餌をこぼしてしまうことがあるのだそう。
餌の形が小さすぎたり、まん丸で滑りやすいと余計に猫は餌をこぼしやすいようです。
しかし、シニア猫に粒が大きめの餌や突起がたくさんついた形のいびつな餌をあげるのはNG。
シニア猫は飲む力も弱っているため、餌の粒が大きすぎたりとんがった形のある餌などは喉に引っ掛かり嘔吐の原因になることもあります。
探すのが難しいかもしれませんが、適度な大きさと適度な引っ掛かりのある餌を探し、シニア猫が食べやすい餌を選んであげましょう。
◆フードボウルのせい
フードボウルが悪いせいで餌を食べずらくなっていることは往々にしてあります。
100均などで売っているプラスチックのお皿は軽くて安くて、落としても割れないし、壊れても惜しくないため人間からすると猫の『いいフードボウル』かもしれません。
しかし、プラスチックのお皿は中に入っているものが滑りやすい性質を持っています。そのため、猫が餌を食べようとするだけで餌がこぼれてしまうことも…。
フードボウル自体も平らなタイプのフードボウルやただの深皿は猫が餌を取りにくい原因となります。
猫が餌を食べやすいようにお椀がたになっているフードボウルを選ぶといいでしょう。
また猫のフードボウルはある程度高さがあった方が食べやすいといいます。
なるべく猫が背中を丸めてご飯を食べなくても大丈夫くらいの高さのあるフードボウルを選んであげてくださいね。
猫壱のハッピーダイニングは陶磁器でできているため無駄に餌が滑ることもなく、お椀型のフードボウルなので中心に餌が集まりご飯が食べやすいのが特徴です。
高さも適度にあり、猫がフードボウルをひっくり返しにく程度の重さもあるため餌を食べるのが下手な猫には条件が合うフードボウルなのではないでしょうか♪
◆病気
人間も口内炎があったり、口のなかが切れているとご飯が食べにくく感じます。猫だって一緒です。
猫も口のなかに怪我や口内炎や歯肉炎があると一時的に餌を食べるのが下手になります。
口のなかの怪我はともかく猫の口内炎は人間と違い、猫エイズなどの重要な病気のサインであることが多いのだそう。
猫が急に餌を食べるのが下手になったのであれば一度口をチェックし異変があれば病院へ行くようにしましょう。
口のなかの病気だけではなく脳の障害で距離感がわからない猫もご飯を食べるのが下手だといます。
脳の障害で、ご飯を食べるのが下手な場合は餌を食べるのが急に上手になることはほぼありません。
なるべくご飯を食べやすいように、また喉にご飯をつめてしまわないように、飼い主さんが猫の食事を手伝ってあげましょう。
いかがでしたか?
猫がご飯を食べるのが下手な原因は色々とあるようです。 病気の場合は仕方ありませんが、フードボウルを変えてあげたり、餌をみなおしてあげることは今すぐにできることです。
食べやすいように変えてあげることで猫のご飯タイムが、猫自身もストレスなくもっとハッピーなものになるかもしれません。
ぜひできることはしてみてあげてくいね。