「猫がしつこくずっと遊びたがって困る」「おもちゃを破壊してしまう」
猫にとって、遊びは3度の飯よりエキサイティング。どんなに飼い主のことが好きでも、「カシャカシャ……。」という音がすれば、猫は必ず音が鳴る方へ顔を向けますよね。
しかしただ猫をおもちゃで遊ばせれば良いというものではありません。猫はわがまま。気分が乗らないとどんなに高価なおもちゃでも見向きもしないこともあります。まさに猫に小判。
そんな猫の飼い主さんから多く寄せられた「猫との遊びで困ったこと」について具体的なアドバイスを紹介します。
①猫がいつまでもしつこく遊びたがる
猫と遊んでいると、「やめどき」に悩むことがありませんか?猫はおもちゃが動き続ける限り興味をそそられますから、そろそろと思ったらまずは見えないところにおもちゃを隠してしまいましょう。
一番良いのは、「毎日朝ごはんのあとに10分間」など、習慣にすること。10分間なら飼い主さんもそれほど負担にはならないはず。
勢いに乗って興奮している猫を見ると、可哀想で止められない、というときは、おもちゃの後にマタタビの棒など、他の楽しみを猫に与えてあげると良いでしょう。
②おもちゃをすぐに破壊する
興奮しすぎでおもちゃをすぐに破壊する場合、多くはウサギの毛など、リアルな材料を使ったおもちゃの場合があります。
本物のリアルファーや羽毛は、嗅覚が優れた猫には本物の獲物に思えるのかも。できれば別の素材のおもちゃを試してみてください。
おもちゃは人形タイプより、棒に紐やワイヤーがついたフィッシングタイプのおもちゃを選んで、猫に獲られないようにすばやく動かすのもコツです。
猫に獲られるのは5回に1回程度と、飼い主も腕を磨いておもちゃを猫から守りましょう。飼い主さんのやる気に猫は興奮して喜ぶはずです。
③他の猫が邪魔して遊べない猫がいる

多頭飼いしている場合、性格の強い猫がおもちゃを独り占め、おとなしい猫が遊べないことがあります。飼い主さんはモヤモヤしますよね。
そんなときは、やはり個別に遊んであげましょう。おとなしい猫が自分のスペース(縄張り)にしている場所に、他の猫を別の部屋に移動してのびのびと遊ばせると良いのでは。
④すぐにおもちゃに飽きてしまう
猫で遊びが嫌い、というイエ猫に私はまだ会ったことがありませんが、猫カフェの猫で、おもちゃにスルーして昼寝をする猫は見かけたことがあります。
なにごともやりすぎると良いことはありません。もしくはおもちゃに飽きる猫の場合、今使っているおもちゃがその猫の好きな獲物のタイプではないのかも。
他のおもちゃを試すか、猫壱の「キャッチ ミー イフ ユー キャン 2」を試してみてください。この電動猫じゃらしは、3段階(初級・中級・上級)の速度設定が可能。どんな猫ちゃんも夢中にさせるスグレモノです!
⑤年のせいかおもちゃで遊ばなくなってきた
シニアの猫は、寝ている時間が多くなり、活動量が減っていきます。若い時よりも遊びたがらなくなるのは自然の成り行きでしょう。
とはいえ、飼い主さんが遊びに誘ってあげることは、猫にとって良い刺激になります。体調が良い時の目安にもありますし、猫のヘルスチェックとしても最適です。
毎日ほんの少しの時間で良いので、遊ぼう!と誘ってあげてください。
⑥おもちゃを離さない
おもちゃに夢中になりすぎて、猫が口にくわえて離さないことがあります。無理に引っ張ると、猫の口のどこかに引っかかっていたら大変。
無理やり剥がそうとして、興奮した猫に噛み付かれた、引っ掻かれたという飼い主さんもいます。この場合、むりやりおもちゃを取ろうとするのはNG。
そんなときは、他のおもちゃを見せて気をそらせるか、おやつを使って気を引きましょう。口が緩んだ瞬間におもちゃを引っ張って回収してください。
■最後に
猫とおもちゃ。これはまたたびよりも効果があるかも知れません。効果的に猫を遊ばせたいなら、夜がオススメ。猫は夜行性なので夜の方が活発的です。
そしておもちゃは出しっ放しにしないこと。特に飼い主さんが留守中はおもちゃは仕舞っておきましょう。留守中におもちゃを謝って誤飲したら大変です。
猫と遊んでいる時に、目のふちや鼻が赤くなったら相当興奮している証拠。おもちゃをしまってクールダウンさせることも大切です。