先日、テレビで「特集・警視庁鑑識課・似顔絵師」という番組をやっていました。
『三億円事件』の失敗から、犯人探しはモンタージュより似顔絵を重要するようになったらしいのです。
さて、似顔絵師がどのように絵を作成するかというと、全て目撃者の情報、つまり「言葉」を具現化するのです。
『面長でたれ目、優しい感じ』これをあっという間に似た顔にするのです。
では、「太っていて、馴れ馴れしいヘンな顔」これで「犯人」を特定できるのでしょうか?
答はイエス。
愛猫がんじろうは、白黒ホルスタイン柄、ハナヒゲ模様が何とも愛くるしい。
彼は劇団四季の通用口にある日突然現れました。
夫から(現在は四季を退団)その存在を聞いた私は、これまたある日突然みた事もない猫を探しに行ったのでした。
その時夫から得た情報は「太っていて・・・ヘンな顔」だけだったのに・・・だが、一目見て私は分かりました。
「君だね!」奴は「へい!」と返事をしました。かくして、めでたくノラ猫がんじろうは家猫へと昇格したのです。
「ヘンな顔」が我が身を助けたのですね。
シッターさきのFさんは、自身のホームページで「ビバ!ぶちゃいく」というコーナーを作っています。
色々なぶちゃいく猫が画面を賑わせていますが、中でもFさん宅のカキちゃんは、他猫の追随を許さぬ、世界に冠たるぶちゃいく猫。
「たくさん生まれた仔猫の中で一番、<ヘンな顔>を選んだんです。
絶対貰い手がないでしょ?でも世界一ユニークな猫になりました」とはFさんの弁。
リンカーン大統領は、「40を過ぎたら自分の顔に責任を持たねばならない」と言ったが、件のカキちゃん、仔猫時代の「オヤジ顔」を今や押しも押されぬ立派な「オヤジ」へと成長させました。
どんなに辛い事があってもカキちゃんを見れば、立ち直れる。
これこそ「責任あるぶちゃいく顔」です。
がんじろうもカキちゃんも我が実を助けたのは、一目見たら忘れない魅力あふれるぶちゃいくのおかげかもしれませんね。