大好きで大切な猫。
人間は言葉で愛を伝え、言葉で愛や感謝を答えることができますが、猫は人間のように言葉で『自分は幸せだよ』『ありがとう』と答えることはできません。
私の猫を大切に思う気持ちが少しでも伝わって、少しでも猫が『幸せ』を感じてくれているのか飼い主からするととても気になりませんか?
猫が好きで、大切だからやっていることだから猫が『ありがとう』とは思ってくれていなくてもいいけど、猫自身が満足して幸せに思ってくれているか、私は気になります。
言葉で感謝や幸せを伝えられない猫は態度で私達飼い主に自分が『幸せだよ』ということを伝えてくれているようです。
猫から私達への『ありがとう』や『幸せだよ』のお返事はいったいどのようなものがあるのでしょうか?
◆目をつむる
目のあった猫がゆっくりと目を閉じてゆっくりと瞬きをしてくれることってありませんか?
実はそれは猫が信頼している相手だけに見せる『信頼』の証なんです。
元々は子猫が親猫にたいしてする愛情表現の一種なのですが、猫が飼い主さんにゆっくりと瞬きをするということは親のように信頼を寄せている、と伝えてくれているのでしょう。
猫があなたのことを『目を瞑ってもおそわれることがない、絶対的に信じられる存在』であると思ってくれている証拠です。
家の中に猫にとって警戒するものや敵だと思うものがなく、リラックスして、幸せに過ごしている合図でもあります。
猫がゆっくりと瞬きをしてくれたのであれば、貴方もゆっくりと目を閉じ瞬きで『同じ気持ちだよ』とお返事をしてあげましょう。
猫との絆がより深まるかもしれませんよ♪
◆目を細める
目を閉じる、と似ていますが猫が『目を細める』のも猫がリラックスしていて信頼している人の前でしかしない行動のひとつなのだそう。
猫が目を閉じる理由と同様にあなたに襲われないと信じているから、家の中がリラックスできて幸せだからこそできる行動のようです。
猫が瞬きをするのとは違い、目を細めている時は基本的に飼い主さんのことも、誰のことも見てもいませんし、おそらくなにも考えてはいません。
猫を急にさわったり、猫と急に目を合わせると猫が驚き、信頼関係が揺らぐこともあります。
猫が目を細めてどこかをボーッと見ている時には、猫には触らずゆっくりとさせてあげましょう。
◆爪とぎをする
猫の爪とぎには色々な意味があります。
例えば猫が不安なときやイライラしたとき。バリバリと爪をといで心を落ち着けます。
しかし逆に猫が嬉しかったり、喜びでテンションが上がった時にも嬉しい気持ちや幸せな気持ちを表すために『バリバリ』と爪をとぐこともあるようです。
飼い主さんならなんとかなく猫の『マイナスな気持ちからの爪とぎ』と『プラスな気持ちからの爪とぎ』の違いがわかるのではないでしょうか?
我が家の猫はイライラしているときの爪とぎは乱暴で爪とぎが浮いたり、噛まれたりするのですが、嬉しいときは私をチラチラ見ながらやさしめに爪をとぐので感情の違いがわかりやすいです。
飼い主さんが帰ってきたり、ご飯が出てきた時に猫が爪をといでいるのであれば猫が喜び幸せを感じてくれている可能性が高いかもしれませんね。
◆そばにいてくれる
人間だってそうですが、嫌いな人間や苦手な人間のそばにいたい、とは思わないでしょう。ましてや触りたい!とは思わないはずです。
猫だって同じです。
猫も嫌っている人間や苦手な人間には近づきたいとは思いません。
猫がそばに来て、なおかつ自分からくっついてくれるのは信頼していて大好きな相手にのみです。
いつもありがとう、と猫が思っている気持ちもあり『撫でさせてあげてもいいよ』とそばに来てそっと寄り添ってくれたりするのでしょう。
いつもそばでくっついてくれる猫は甘えている気持ちもあるかもしれませんが、感謝や幸せを伝える気持ちもたくさん持ってくれているはずです。
なるべく猫の感謝の気持ちを無下にせず、撫でたりそっと猫に寄り添うことで受け止めてあげてくださいね♪
いかがでしたか?
猫からの『ありがとう』や『幸せだよ』という気持ちを込めた行動は見たことがあったでしょうか?
猫との信頼関係がきちんと築けていればいるほど猫が『幸せ』を伝える行動をとってくれる回数は増えていきます。
スキンシップや猫のためにできることがなにかをよく考えて、猫との信頼関係を深め可愛らしい猫が『幸せ』を伝えてくれる行動をたくさん見ることができるようになるといいですね♪