なんだかんだで2匹の猫と2匹の犬がいる我が家。ペットと暮らすということは、「掃除を毎日頑張ります」ということ。特に今は保護した病気のおばあちゃん猫が家中を徘徊するため、とにかく毎日掃除・掃除・掃除です。。。
愛猫の嘔吐やオシッコは特に臭います。臭いやシミを残さないように、すぐに掃除をしたいですよね。
あなたはお掃除するとき、万が一猫が舐めても大丈夫な方法や洗剤を使っていますか?人間用の洗剤には、香りや材料が猫の体に合わないものもあります。
今回は、猫が舐めても心配のいらないお掃除の基本と手順についてご紹介しましょう。
■掃除の基本は4段階
猫の嘔吐やオシッコを掃除するとき、いきなり洗剤を吹きかけたり、ゴシゴシこすってはいけません。シミやオシッコを広げてしまう原因になります。掃除の基本はまずこの4段階を覚えておくと良いでしょう。
①汚れはまず早めに元を取る
猫の嘔吐物は汚れを広げないように「真上につまみ上げるように」取って下さい。オシッコも広げないようにまずはティッシュやペットシーツ、新聞紙などで水分を拭き取りましょう。
②まずは水拭き
洗剤をかける前に、水やお湯ふきで汚れを雑巾に移すように「たたき拭き」します。大抵の汚れは、洗剤を使わなくても取れます。
③臭いを取る
汚れを拭き取ってから、臭いを取る対策を立てます。猫が舐めても安心な素材から試してみると良いでしょう。私が使ったことがあるのは「エタノール」「重そう」「酢」「クエン酸」です。
エタノールは薬局で売られている「消毒用のエタノール」を使います。エタノールには殺菌効果があるので絨毯など、布地の上に粗相したときには効果的です。汚れを取った後、スプレーして殺菌して下さい。
重そうは残った水分や臭いの元を吸収する働きがあります。重そうには酸を中和して汚れを分解、消臭効果があるので、胃酸を含む嘔吐やオシッコの部分掃除に効果を発揮。汚れ部分を水拭きした後に全体にふりかけてから再度ふき取ると臭いが取れます。
酢は水で10倍程度に薄めてスプレーすれば猫のオシッコに含まれるアンモニアを分解して中和します。雑菌を抑える効果もあります。
クエン酸は水100mlに対して2g程度を溶かしたもので十分掃除の威力を発揮します。お酢は臭いがちょっと、という場合はこのクエン酸を代用すると良いでしょう。
④カラ拭きもしっかりやっておく
猫のおしっこは臭いも強いですが、色も濃い黄色がなかなか落ちない、という話も良く聞きます。水拭き、臭い取りが終わった後、しっかりカラ拭きをする習慣をつけておくと良いでしょう。
■みんながやってるオススメの掃除方法
私はこの中で、重そうを使った掃除が一番オススメです。人間にも猫にも舐めても安心なので、いつも掃除中はたっぷりスプレーしています。
他にもベテランの猫の飼い主さんが行っている、「掃除をするときの裏技」について調べてみました。
「Tシャツの切れ端を割り箸に巻きつけて拭きます。割り箸の代わりに爪楊枝に巻きつけてもOK」
「カーペットは古い歯ブラシでこする。割れた毛先だとこすりにくいので、ハサミで毛先をカットしてから使うと良いです。」
「まずは新聞紙でふき取る」
「お茶ガラをばらまいてから汚物を絡めてふき取る」
「猫のオシッコはペットシーツにまず先に吸い取らせる」
「ペット用のウェットティッシュを用意しておく」
「オレンジ成分の洗剤を使っています。匂いが嫌なのか、掃除をした後愛猫がまた粗相をすることはありません。」
などなど。みなさんやはり、たくさんのアイディアを思いつくようです。
■最後に
いかがですか。猫の嘔吐やオシッコの臭いを残さない掃除方法とは。猫に安全な拭き掃除のコツもぜひ参考にして下さい。
猫の嘔吐やオシッコは、うっかりやってしまった失敗と、何らかの病気が隠されている場合があります。
我が家のワガママ王子、7歳のオス猫カイトは私がおばあちゃん猫を拾って数日間は嘔吐をしていました。おそらくストレスから来る症状だとは思いますが、本当に心配しました。
今ではライバル心ゼロ。目が見えないおばあちゃん猫をひょいと飛び越えて移動しています。その代わり、おばあちゃん猫がトイレではない場所で粗相をするように。やはり毎日掃除です。。。