今日は4月の半ば。それなのに電車に乗ったら暖房が入っていました。しかし明日の予報では25度になるとか。今年は暑かったり寒かったり、気温に差がありすぎますよね。
我が家の猫は現在2匹。推定年齢16歳という保護猫ちゃんは、とても寒がり。目が見えないのに、気がつくと家で一番暖かい場所で丸まって寝ています。それをちょっと離れたところから睨むカイト。7歳のカイトは暑がりで窓を開けろとせがみます。
もしかして、猫にも冷え性と暑がりがいるのかも?いやいや、病気だから寒いのかしら?でも猫は一般的に寒がりだと言いますよね。
実は猫が寒いと感じるのは、日中の温度とは関係がないそうです。今回は猫と寒さの関係について調べてみました。
■寒がりの猫の特徴①成猫に比べて子猫は寒がり
3~4週齢以下の子猫の場合、成猫よりも寒がりだと言えます。なぜなら成猫の体温が平均38.5度程度なのに対し、子猫の平均体温は36度くらい。人間なら平熱ですが、ネコの36度は結構低体温です。
子猫は本来母猫に抱っこされて過ごします。普段からある程度暖かい環境が必要です。子猫を育てうときは、母猫の体温である38.5度くらいを目安に寝床を温めてあげましょう。
季節に関係なく、湯たんぽをタオルにくるんだものを利用したり、適温に温めたペットボトルをそばにおいておくなど、温度管理には気をつけてあげてください。
■寒がりの猫の特徴②病気のネコやシニアの猫は寒がり
人間もそうですが、猫も年をとると体重が落ちて痩せ気味になります。そのため寒さを感じやすくなるはず。運動量も減って来ますから、体の中から温める機能も低下します。
また、病気の猫はかかった病気によっては悪寒を感じることもあります。免疫力も下がってますから、寒がる猫は多いのではないでしょうか。
■寒がりの猫の特徴③肥満の猫は冷え性になりやすい
ぽっちゃりふくふくの肥満猫の姿。見るからに暖かそう!と思いますが、肥満猫の場合、お腹などに触ると意外に冷たいことがあります。
脂肪がついて肥満になると、その部分に血液が十分に行き渡らなくなり、体の部分によっては「冷え性」のように冷たく感じることがあります。
たっぷり脂肪がついているはずのお尻はなぜかいつも冷たい。これは私のことですが、きっと猫もそうなのかも知れません。
■寒がりの猫は冷たい水が嫌い?
体が冷えていると、冷たい水よりも常温の水の方が喜ぶかも?猫に水をあげる場合、ちょっと温めた方がよく飲んでくれる、と聞いたことがあります。
しかし水の温度の好みは猫次第。お風呂のぬるま湯が好きな猫もいれば、蛇口から冷たい水しか飲まないという猫もいますよね。
寒がりだからといって、冷たい水を嫌う、という訳では無いようです。一般的に夏に比べると、冬の時期は猫が水を飲む量がやや減るので、「冷たい水は嫌い」と思ってしまうのかも知れません。
■毛並みによって感じる寒さを調節してる
猫は自分で毛を逆立てたり、毛を寝かせることで皮膚と毛の間に空気の層を作ります。その層が暑い時には保冷効果を、寒い時には保温効果をもたらしてくれるとか。
また、犬の場合は暖かい環境にずっといると換毛期でもないのに毛が生え変わったりするそうです。ネコの場合は毛が生え変わることはありませんが、あまりに暑い場所にずっといれば熱中症になる可能性があります。
部屋全体を温めた方が良いか、猫が使っている猫のベッドだけ保温すれば良いのかは猫次第ですが、何れにしても、人が快適、と思われる環境が猫にとっても快適に暮らせるはずです。
■最後に
いかがですか。猫と「寒さ」の関係性。シニアの猫や子猫の場合は温めた方がベスト。そして肥満体の猫も体温が下がって「冷え性」気味かも知れません。
もちろん猫には個体差があり、シニアの猫にも暑がりの猫もいるでしょう。その猫が暑がりなのか寒がりなのか、見分けることは飼い主さんにしかできません。
しかし寒いところにずっと猫がいると、病気を引き起こす可能性があります。寒さが原因で起こる病気にはオシッコの病気や呼吸器の病気などが考えられます。
一番良いのは、部屋の中に「寒い場所」と「暑い場所」を作って、猫が自由に行き来できるようにすることですね。