布団の中に猫が潜り込んでくなくなったら春の始まり。我が家では「桜の開花」よりも「猫の寝場所」の変化で季節を実感します。これはおそらく「猫飼いあるある」ですよね。
春といえば防災シーズン。いつ来るか分からない地震、災害。自分の災害対策と一緒に、猫の分も用意していますか?
災害時はどうしても人の救助が優先され、ペットの救援は遅れがちになります。災害時は自分のご飯よりもペットのご飯の方が手に入りにくくなるかも。やはり対策は必要ですよね。
今回は、猫の飼い主さんがやっている、愛猫のための災害対策トップランキング5位をご紹介します。
■愛猫のための災害対策1位:フード、水、トイレ砂を買い置きしている
「動物病院で処方されているフードを与えているので、いつも多めに購入しています。」
「前回の東日本大震災で、猫のトイレ用品が手に入りにくかったので、普段から多めに買い置きしています。」
など、やはり愛猫の生活必需品の買い置きをしている人は多いようです。緊急避難時に動物同行避難をサポートしている「NPO法人アナイス」の理事、平井さんによると、「最近は3日分と言われていた備蓄用品ですが5~1週間分あると良い」と言われるようになりました。とのこと。買い置きの量は1週間分を目安にすると良いようです。
■愛猫のための災害対策2位:キャリーケースやカートを買った
「愛猫が気に入って、入りやすそうなキャリーケースを匹数分購入した。」
「避難先で長時間過ごすことを考えて大きめのハウスを購入した。」
「2匹を1人で運べるようにカートも購入しました。」
など、やはり災害対策用にキャリーは必須です。猫壱のベストセラー商品、「ポータブルケージ」と「ポータブルキャリー」は災害対策の時の同行避難を考えて作られたスグレモノ。普段は折りたたんで収納できるコンパクトさに加えて、軽くて持ち運びも楽々。
ケージには中にトイレやベッド、爪とぎなどを入れても十分な空間を確保し、猫が落ち着けるストレスの少ない環境を実現しています。
■愛猫のための災害対策3位:首輪や迷子札をつけた
「外に逃げても文字が消えない彫るタイプの迷子札に変えました。」
「首輪に油性ペンで連絡先を書いて迷子札も付けました。」
普段からつけている首輪は室内用で猫の負担の少ないものを選んでいましたが、災害時を想定して迷子札も普段から付けさせている、という飼い主さんは結構います。災害時はかなりの確率で愛猫とはぐれてしまうことが予想されますから、確かにこれは必要ですよね。
■愛猫のための災害対策4位:室内環境を見直した
「留守中に地震が起こった時を想定して、部屋のドアや押入れを全て開けて猫の避難所を増やした。」
「食器が落ちて猫が怪我をしないように滑り止めを敷いた。」
「飲み水の場所を数カ所に増やしました。」
など、普段の室内環境を見直すことはとても大切です。猫がいつも逃げる場所を把握して、そこにキャリーケースを置いて猫のハウス代わりに使うと避難もスムーズ。飼い主さんが留守の時も考えた室内環境対策は必須ですよね。
■愛猫のための災害対策5位:いざという時の預け先を考えた
「いざという時に猫を預かってくれる場所を調べた。」
「地方に住んでいる猫好きの友人と、いざという時にお互いに協力しあおうと約束しています。」
「猫を預かってもらえるように親戚に頼みました。」
など、猫の安心できる場所の確保を考えることはとても大切です。今までの災害時でも、避難場所での猫との暮らしは、猫にも飼い主さんにもストレスが大きいことがわかっています。
しばらく離れ離れになっても、安心安全な場所で猫が暮らせるようにあらかじめ考えておくと役に立つはずです。
■最後に
いかがですか。愛猫のための災害対策・トップランキング5位を紹介しました。これ以外にも、
「マイクロチップを装着した。」
などはもはや当たり前かも。
「水が手に入りにくくなることを想定してスープタイプのフードを用意しています。」
という飼い主さんや、
「非常用トイレが作れるように箱と新聞紙を準備している。」
という人も。地震が起きたら、「ヒニャン!」と叫ぶとテーブルの下に隠れるようになった、という凄いしつけをしている人もいて、飼い主さんの猫への愛情にびっくりしました。皆さん凄いです。ぜひ参考にしてくださいね。