今日も愛猫はとても元気。トイレの後は猛ダッシュで部屋の中を走り回り、窓から鳥が見えただけで興奮して爪とぎをバリバリ…。これは結構当たり前の日常ですよね。
猫が走り回るとき。それが「興奮」なのか「パニック」なのか、あなたは見分けることができますか?
猫の「興奮」と「パニック」。行動はとても似ていますが、実は猫の心理状態は大きく違います。この差を知っておかないと、飼い主さんも思わぬ怪我をしてしまうかも。
今回は、ちょっと分かりにくい、猫の「興奮」と「パニック」の違いについて調べてみました。
■猫が興奮しているとき
まず飼い主さんは猫の性格をよく知っておきましょう。あなたの愛猫はどんな性格ですか?嫌いなものと好きなものを知っていますか?
猫が興奮するとき。一番よくあるのが、メスを取り合って喧嘩するときと、縄張り争いの時。どちらも相手をじっと睨みながら、尻尾を膨らませて威嚇しているはず。
そして飼い主さんと遊んでいるときも興奮して走りまわるかも知れませんね。
猫が興奮している場合、それはトイレハイなどは別ですが、だいたい「相手がいる時」が多いのではないでしょうか。
■猫がパニックになるとき
猫がパニックになるとき。私は猫カフェで、ビニール袋が頭から外せなくなってパニック状態になった猫を見たことがあります。
猫はパニックになると、相手が飼い主さんだとわかっていても飛びついて噛もうとしたり、逆に高いところに飛び乗って他者を近ずけまいとします。
猫がパニックになるときは不慮の事故など、単独行動をしている場合が多いのではないでしょうか。
■猫が興奮、パニックになっているときの対処法
まず猫が興奮しているときは、興奮が落ち着くまで様子を見守るのもアリでしょう。時間がたったり、相手がいなくなれば自然と興奮が落ち着く場合が多いのです。
しかし猫がパニックになった場合は要注意。刺激が大きすぎるとてんかんを起こしたり、そのことがトラウマとなって性格が変わるなど影響が大きい場合もあります。
状況や場合によっては、獣医師に相談した方が良いこともあるでしょう。興奮したときは自然にクールダウンをさせれば解決することも、パニックの場合は猫をバスタオルなどで包んで拘束したり、薬を飲ませるといった積極的に関わる必要が多いのがこの2つの大きな違いと言えます。
いかがですか。猫の興奮とパニックの違い。猫は単独で生活するハンターとしてたくましく独立している反面、とても臆病で警戒心の強い動物です。
猫を驚かせようとして寝ている猫に「ワッ!」と声をかけた途端、猫はびっくりして飛び上がり、それ以降その人の顔を見るだけですっ飛んで逃げるようになってしまった、というエピソードも聞いたことがあります。
猫を驚かすのかパニックの元。絶対にしないでくださいね。