地域猫として世話をしている白黒猫のしらすちゃんは、姿を見せるのはご飯の時だけ。あとはたまに道であっても知らんぷり。呼ぶと時々尻尾は振ってくれますが、近づいてきてはくれません。
猫は単独行動のハンター気質。そもそもこれぐらいが猫と人間(ご飯をくれる人)の正しい距離感だとは思いますが、なぜか飼い猫になると性格が変わるような気がします。
気がつくと階段や椅子の下で「家政婦は見た!」のポーズをとる愛猫のカイト。私が歩くとすかさず付いてきます。ご飯はあげたし、ブラッシングはしたし、トイレも汚れていないよね?
なぜ付きまとうの…。理由なく猫が飼い主をストーカーする理由とは一体何があるのでしょうか。
■子猫モードになっている
ニャ~ンと鳴きながら付いてくる場合、それは子猫モードになっているから。猫が甘えて鳴くのは基本的に子猫時代に母猫に対してだけ。大人の猫がこれをする場合、時々飼い主を母猫に仕立てて甘えたくなるのかも。
子猫時代、社会化期と呼ばれる生後6ヶ月前後まで母猫に愛され、きちんと親離れした記憶がない猫は、飼い主を母猫だと思って付きまとうことがあるといいます。
しかしどんな猫でも時々甘えたい子猫モードのスイッチが入ることもあるのでは?尻尾をピンと立てて鳴きながらストーカーされたときは、母猫のようにスリスリしてあげると喜ぶはずです。
■不安なとき
保護犬を迎えようとバタバタしていると、不穏な空気を察知したのかカイトは私の後をついて回ります。だるまさんが転んだ、のようにパッと後ろを振り向くと、いつものようにリラックスした様子ではなく、違う生き物を見るような視線で私を見て固まるカイト。
飼い主の喜怒哀楽に、猫は本当に敏感です。飼い主がパニックになると、飼い猫も必ずそわそわするのではないでしょうか。
■文句があるとき
「猫が背中に乗るのは、飼い主を自分のものだと思ってるから」というコメントを読んだことがあります。
私がベッドにうつ伏せになっていると、必ず背中に乗るカイト。犬が飛びつくと今度は私の頭に乗って犬を見下ろそうとします。さりげなく爪を立てるので痛いのなんの。
普段はとても温厚なカイトですが、「犬がうるさい」「おやつが足りない」と文句を言いたいとき、決して遠慮はしません。飼い主がちょっと…。と困るようなつきまとい方をします。この場合はストーカーというよりもクレーマーですね。
いかがですか。これは我が家の猫の場合です。私がリサーチした範囲では、ご飯が欲しいとき以外では飼い主をストーカーをしない猫の方が若干多かったので、するかしないかは猫の性格によるようですね。
「猫は飼い主を『自分の縄張りの一部』だと思ってるから、時々匂いをつけるためにつきまとうんだ。」という意見もあります。我が家の場合、なんだかこれが一番ピッタリくる理由かも知れません。。。