starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

万が一の猫の「脱走」や「災害時」に役に立つ。猫の「保定」の仕方を覚えよう



「保定」とは、人と動物の安全を確保しながら、円滑に治療を行うために動物の体を押さえるとこと指す専門用語。



よく動物病院の先生や看護師さんが嫌がる猫の爪をサクサクと切ったり、包帯などを手際よく巻けるのは、この保定の正しいやり方を知っているからです。



万が一の時、猫の「脱走」や「災害時」に、この保定を知っていれば役に立つでしょう。地震の時、猫を素早く捕まえてキャリーに入れることができれば、猫も人も助かる確率はぐんと上がるはずです。



一口に保定と言っても、シュチュエーションによってやり方が変わります。今回は苦手な飼い主さんが多い、「投薬」や「歯磨き」「点眼」と言ったシーンで必ず役に立つ保定の仕方もご紹介しましょう。



 



■猫を包む保定の仕方




「抱っこは苦手」「歯磨きの時に暴れる」という猫の飼い主さんにぜひ覚えて欲しいのが「包み保定」です。



用意するものは愛猫のお気に入りの毛布かバスタオルだけ。やり方を順番に説明します。



①まずタオルを広げます。そして真ん中の中央に猫をおろします。タオルの幅に猫の体を合わせたら、猫の上半身を押さえながらタオルをめくって猫の前足を覆います。



②タオルの両端を順番に猫の背中にかぶせます。初めは猫が傾かないように柔らかく包み、次にタオルがたるまないように引っ張りながら猫を包むのがコツです。



③②の状態からそのまま猫を自分の膝の上に載せます。前足を拘束されているので、猫の前足部分をタオルの上から固定し、猫がリラックしするように顔周りをマッサージしてあげてください。



猫が気持ちよさそうにしたところで、素早く「投薬」や「歯磨き」「点眼」などのケアをしてあげて下さいね。



 

■やってはいけない保定とは






猫の体を保定すると、当然猫は嫌がります。しかし必要ならした方が猫にとっても飼い主さんにとってもハッピーなはずです。



逆にやってはいけない保定とは、「猫の脇を持って持ち上げる」こと、「前足の後ろに腕を入れて片手で持ち上げる」「お腹を持ち上げる」こと。この3つを嫌がる猫はとても多いそうです。



もし猫が嫌がって暴れたら、猫が落ち着くまでひとまず時間を取って下さい。無理強いは猫にも飼い主さんにもよくありません。



そして未だに誤解されている「猫の首根っこを捕まえる」という行為。これは子猫ならまだしも、成猫になった猫には首元に全体重がかかって苦しいそうです。



成猫の場合は「猫の首根っこを捕まえる」という行為は虐待と思われるかも知れません。首元を掴んで持ち上げるのは絶対にやめて下さいね。



いかがですか。今年の夏に行った「ペット博」で人気があったブースが、「保定クリップ」を販売する会社でした。



猫は子猫時代に母猫に首を掴まれて移動したことがあるため、その名残で首元を掴まれると大人しくなる傾向があります。



あなたの愛猫はいかがでしょうか?ぜひ試してみて下さいね。
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.