猫とは会話ができません。あなたの言葉を100%理解してくれることはほぼ不可能。(当たり前ですが)
あなたが猫を愛する気持ちを猫に伝えたいなら、言葉ではなく「態度」で示さなくては伝わりません。そしてそれは、本当に些細なことだったりするのです。
猫はじっと待ち続けて獲物を捕まえるハンター気質。観察能力にとても優れた動物です。あなたのことも、よくじっと見つめているはず。
そして猫は「愛してるよ」という言葉を、飼主さんの仕草から感じ取ります。猫に愛されるのは、猫に愛される行動をしているから。それは果たしてどんなことをしているのでしょうか。
■猫とアイコンタクトを取る
いつのまにか遠くからじっと見つめている猫。「どうしたの~。」と近づいて猫を抱き上げてしまう飼主さんは、内心猫に「やれやれ…。」と思われているのかも。
猫に愛される人は、「猫の方から近づいてきたら」抱っこをします。猫は相手から近づかれると本能的に逃げる姿勢をとりがち。とっても臆病なのです。
猫と目線があったら、決して近づかずにゆっくりと瞬きをして猫とアイコンタクトを取り、あとはそっとしておくのが猫に愛される人の習慣です。
■抱っこはそっと包むように
最近は犬のような猫、フレンドリーで飼主さんに甘えたがりの猫も増えていますが、本来の猫の習性を考えると、猫は抱っこされるのが苦手だと言われています。
特に赤ちゃんを抱っこするような抱っこの仕方は、猫をとても不安にさせるとか。抱っこするときは猫のストレスにならない抱き方をしましょう。
猫に愛される人は、猫にとって居心地の良い抱っこを心がけています。腕でそっと包み込むように抱っこしてみましょう。
いざとなったら猫がスルリと逃げ出せるくらいの力の入れ方がベストです。
■猫が近づいたら動かない
猫の方から近づいてきてくれたとき。ついつい嬉しくて猫を触りたくなりますよね。しかし触られるのが嫌いな猫は、その反応でますますあなたと距離を置いてしまうかも。
猫に愛される人は、猫が近づいてきても、じっとしています。猫が自由にあなたの匂いを嗅いで警戒心を持たずにいられるように、自らアクションを起こしたりしません。
いかがですか。こうやって書いていると、日頃の自分の行いを反省してしまいます。幸いうちの愛猫はベタベタの甘えん坊なのですが、その調子でつい猫カフェの猫などに近づいてしまい、猫を怖がらせてしまうことが度々あります…。
猫に愛される人がよくやっているのは、猫の気持ちを考えて行動すること。優しい思いやりは、猫に必ず伝わります。