寒い冬の季節。家に帰ったら、真っ先に暖かい愛猫の体をモフモフしたい季節ですよね。しかし猫は基本ツンデレ。そうやすやすと飼い主さんに触らせてくれない猫も多いのではないでしょうか。
「いつもキャットタワーの上にいて、下に降りてくるのはご飯を食べるときだけ」
「家族の中で、主人にだけシャーシャーと威嚇します」
など、猫の中にはちょっと気難しい「触られるのが嫌い」な猫もいます。もちろん無理やり抱っこしたら最強の猫パンチが飛んできますから無理強いはできませんが、猫が本来持つ「習性」を利用して、猫との距離を縮めることは可能です。
今回は、触らせてくれない猫との距離をグッと縮める方法をご紹介します。
■床に新聞を広げて読む
新聞を読むときのガサガサという音。めくった時に程よくできる隙間。新聞は猫にとってとても魅力的なツール。ついつい近寄りたくなるはずです。
猫は好奇心が旺盛。最初はガサガサという獲物が隠れるような音に反応して近づいてきますから、そのまま猫に視線を移さずに無視します。そして指先だけ新聞の中に入れて、獲物が動くように指を動かすか、猫じゃらしで猫の目線を集めましょう。
獲物を見たら捕まえたくなるのが猫の習性です。あなたが新聞を読むたびに猫が注目し、あなたとの距離が一気に縮まるでしょう。
■猫のそばで洗濯物をたたむ
完全室内飼いの猫は室内が自分の縄張り。嗅いだことのない匂いにはとても敏感です。ベランダに干した洗濯物には、人間にはわからなくても、外の匂いがたっぷりついていて、猫にはとても刺激的なはず。
猫の近くで取り込んだばかりの洗濯物をゆっくりと畳んでみて下さい。興味本位に近づいてくる猫が必ずいるはずです。
■おやつで誘導する
猫の一番の関心事は「美味しいご飯を食べる」事。それならいつものご飯よりももっと香りが良くてもっと美味しい「おやつ」を使って猫を誘惑してみましょう。
さりげなく猫の見える場所に行き、自分が座っている場所から50cmくらい離れた場所におやつを数粒置いてみて下さい。嗅覚の鋭い猫はすぐに反応するはず。
用心深くそろそろ近づいてきたら、体を動かさずにじっとしていましょう。猫が警戒心を解いておやつを食べたら、それを何回か繰り返します。最初50cmだった距離を10cmずつ縮めていけば、今度はあなたの手からおやつを食べるようになるはずです。
いかがですか。ツンデレな猫との距離を縮める方法。私は時々避妊、去勢をする前の猫を家で預かることがありますが、この3つの方法を行う事で、かなりツンデレな猫との距離を縮めることができました。
大事なコツは「猫を怖がらせない」「ゆっくり根気よく繰り返す」こと。そうすれば、必ず猫はあなたを好きになってくれるはずです。