「うちの猫はお手、ができます。」「我が家の猫は取って来い、とおもちゃを投げると本当に取ってきます。」
最近多いらしい「犬っぽい猫。」そういえば、我が家の愛猫も部屋の真ん中でお腹を出して寝ていることがあります。家族全員にフレンドリーなところも犬っぽいと言えるかも。
しかしどうしても譲れない、犬に負けている部分があるとしたら、それは「散歩」でしょう。完全室内飼いが主流の現在、外に出ることを怖がる猫は多いはずです。
私も猫に散歩は必要ない、と思っていました。しかしいつ起こるかわからない地震・災害対策の一環として、猫と速やかに「同行避難」できるように猫をあらかじめ散歩させて慣らしておく、というのも方法の1つです。
猫を散歩させる時。これはかなりハイリスクな行為です。準備は入念に。決して猫を怖がらせないように、そして何よりも気をつけるのは「逃亡」させないこと。
今回は、猫を散歩させる場合の注意点を調べてみました。
■首輪だけはNG。必ずリードを付けよう
まずやって欲しいのが猫に首輪をする習慣をつけることです。普段から名前と連絡先を書いた首輪をつけておくことで、突然逃亡されても見つかる可能性が高くなるはず。
そして散歩させるときは、首輪プラス体を固定するリードも付けて下さい。首輪だけで猫を散歩させると、猫が嫌がったときに首輪を無理やり抜いて逃げることがあります。
■散歩する時間は夕方はNG
ただでさえ警戒心が強い猫。いきなり外を散歩させたら怯えてしまうでしょう。猫を散歩させるときは、なるべく人通りが少ない時間帯を狙いましょう。できれば早朝がベストです。
静かな時間でも夕方や夜はNG。なぜなら暗い時間の散歩は万が一猫が逃げた場合に見つけにくいから。なるべくリスクの少ない方法をとることが大切です。
■マイクロチップを装着する
猫の皮下に埋め込むマイクロチップ。猫が可哀想だからとためらう飼い主さんも多いでしょう。しかしあの東日本大震災の時、マイクロチップを入れていたおかげで飼い主さんの元に戻れた猫はとても多いのです。
猫が逃げたらまず電話するのが保健所です。マイクロチップを装着していれば、殺処分をされない可能性はぐんと高くなることを覚えておいて下さい。
いかがですか。猫を散歩させる時。実は私は猫の散歩をさせようとして大失敗した経験があります。私の家の近所は地域猫が多いので、ちょっと散歩しただけで他の猫と出会ってしまい、パニックに。とても大変でした。
猫の散歩。それは何も外を歩かせるだけが散歩ではありません。外が見えるキャリーバッグやリュックサックに猫を入れ、飼い主さんがゆっくりと歩くだけでもかなり効果はあります。
猫を怖がらせないために、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。