知らなかった、では済まされないのが防災対策。まずは「もしも今、地震が起きたら…。」という目線で周囲を見回してみましょう。室内で危険な場所はありませんか?
まずはこの3つは必ず基本としてチェックして起きましょう。
■まずは家の中を安全にする
いつも猫が寝ている場所は安全ですか?地震が来た時、倒れた家具の下敷きになったり、上から重い電化製品が落ちて来たら危険です。
落下して危険なものは上には置かない。大型の家具は転倒防止の対策をして起きましょう。そして忘れてはいけないのがガラスの飛び散り対策。まさかの時に窓ガラスが割れて猫が飛び出す可能性があります。
絵の額縁や窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。
■普段から迷子札を付けておく
災害時に猫とはぐれてしまった場合に効果を発揮するのが迷子札です。東日本大震災の時でも飼い主とはぐれて迷子になり保護された猫が多くいましたが、その大半が迷子札をつけていなかったとか。
そうすると、飼い主を探し出すのはとても困難となります。日頃から迷子札を付けておく習慣があるとベストです。
どうしても首輪を嫌がる猫の場合は、マイクロチップを装着するのも今は一般的です。動物病院で相談してみてください。
■キャリーやリードに慣らしておく
避難したら集団生活になるはず。キャリーとリードは必須になります。普段とは違う環境に加え、慣れないキャリーやリードを付けるとなると、猫のストレスは高まるばかり。あらかじめキャリーやリードに慣らしておく習慣をつけておくと安心です。
猫のキャリーは日頃から部屋の隅に置いておき、おもちゃや、時々中でおやつなどをあげて「自由に出入りできる楽しい場所」という印象をつけておきましょう。
キャリーはいざという時運べる「軽さ」も重要です。猫壱のポータブルキャリーは製品重量はたったの438g。軽くて持ちやすいキャリーで、猫にストレスを与えない狭すぎず広すぎない空間を確保しています。
リードはできれば子猫のうちから慣らしておくのがコツです。時々リードをつけて室内を歩かせてみたり、人のいない早朝に、実際に外を歩いてみるのも良いかも知れません。
いかがですか。この3つは愛猫を災害から守るための、防災対策の基本中の基本です。それ以外にもワクチン接種やノミ対策、非常時の持ち出し袋は猫の分も用意しておく、そしてできれば、家族で1年に1度くらいは防災会議をしておくと安心です。
猫と一緒に避難するには、家族との連携プレーが大切。特に複数の猫を多頭飼いされている場合は、あらかじめ猫ごとの担当を決めておいても良いかも知れません。
いつあるかわからない地震・災害。あらゆるケースに対応できるようにしておきましょう。