フレンドリーな犬。ツンデレな猫。ディズニーなどの映画を見ても、こんなイメージがあります。
猫好きにとっては「そんなことないよ!」と言いたくなりますが、実際に猫の身体の仕組みや習性から考えても、このイメージは結構当てはまるのではないでしょうか。
もちろんツンデレな犬やフレンドリーな猫もいますが、きっとそれは少数派なのかも?今回は、ちょっとこれは残念だなぁと思われる、猫の身体のトリビアを調べてみました。
■猫は笑顔を作るのが実は苦手…。
そうです。猫には笑顔を作るのは難しいかも。なぜなら猫の顔の「表情筋」は犬や猿に比べて少ないからだと言われています。
大昔から集団行動をして暮らしてきた犬や猿。最近の映画「猿の惑星」を観ても、集団行動をする動物には必ず「リーダー」がいます。
リーダーの喜怒哀楽は、仲間への意思疎通にとても大切。顔の表情や態度で怒りや喜びを表します。
ところが猫は昔から単独で行動する生き物。「私は私、アナタはアナタ」という生活習慣の中で暮らしていると、他人に喜怒哀楽を伝えるのはは敵へ威嚇するときぐらい。
実際に単独行動をする動物の「怒った顔」はとても怖いですよね。他人に媚びを売る必要のない猫は、表情筋が発達しなかったため、今でも笑顔を作るのが実は苦手なのだと言われています。
■猫には「美味しさ」がわからない
猫が「甘味」を感じないのは有名な話。猫が一番敏感に感じる味覚は「酸味」だと言われています。
猫にとって大事なのは、「そのご飯が腐っていないかどうか」ということ。嗅覚が発達している猫にとって、味覚よりも香り、「新鮮さ」の方が大事なポイントなのです。
猫は口の中に食べ物を入れた瞬間、酸っぱくないかを判断しています。そのため、口に入った食べ物が最初に触れる部分である「舌のへり」の部分には、酸味を感じる細胞が多く集まっているそうです。
また、猫はあまり噛まずに飲み込む傾向があります。「美味しいかどうか」は猫にとってあまり大切ではないのかも?
猫の舌は「味を感じる器官」というよりも、「食べ物を口の中に入れる道具」としての役割の方が大きいようですね。
■猫は友達が少ない
猫の友達、といえば、「魔女」「ゴースト」「結婚する予定も恋人もいないアラフォーの女子」などなど。
そして猫のイメージも、「黒猫が前を横切ると不幸になる」や「猫を殺すと7代祟られる」など「化け猫伝説」じみたモノが多く、どちらかというと、昼間よりも夜、明るさよりも暗闇が似合うイメージがあります。
そして単独行動を好み、自分のテリトリーに他人が入るのを嫌うのが猫の悲しい性。知っている猫を見かけてると、さっと姿を隠して挨拶しないようにスルーする習性は、友達ができにくい体質と言えるのではないでしょうか。。。