そういえば、今日は猫のウンチが出ていないみたい。トイレで苦しそうに頑張ってるけど、なかなか出ない……。
水分を摂りたがらない猫にとって、寒くて動きが鈍くなる寒い時期はダブルパンチ。便秘がちになる季節です。
便秘になる原因は主に3つ。「水分不足」「繊維質の食べ物が不足している」「運動不足」。この中で特に冬の猫に当てはまるのが「水分不足」と「運動不足」ですよね。
腸の健康は長生きの素。人間も同じです。特に女性は便秘をすると肌が荒れたり、体重が増えたりするなど美容と健康に影響するといわれています。
大事な愛猫を長生きさせるために。今回は寒くなると多い猫の便秘を予防するための、3つの効果的な対策法をご紹介します。
■水を部屋のあちこちに用意する
猫は気まぐれ。気が向いた時に食べ、飲んで昼寝をします。そんな猫のために、気が向いたらすぐに水が飲めるように、部屋のあちこちにウォーターボウルを用意してあげましょう。
いつも床の上にばかり置いていませんか?猫は探検するのが大好き。窓辺の日当たりの良い場所や、台所の隅、お風呂場の横など、猫が好みそうな場所に数カ所水を置くと喜びます。
用意する水は新鮮な水が何よりですが、寒い時期はちょっと人肌程度に温めた水をあげるのも効果的です。
■ウェットなフードも用意しよう
猫の健康を考えると、一番良いのは完全栄養食と書かれたカリカリタイプのキャットフードです。
しかし乾燥しがちな寒い時期は、フードもすぐには腐りません。水分不足を予防できるウェットなフードも用意してあげましょう。
ウェットフードはドライフードとは別の器に入れてあげると猫も目先が変わって喜びます。量もそんなに多くなくて構いません。
猫壱のおやつ皿に少しだけあげても、猫にはご褒美と感じるはずです。
■フードは2~3回に分けて与えよう
腸を活発に動かすためには、猫のご飯はこまめにあげるのが一番。そもそも猫は少しずつの量を数回に分けて食べるのが本来の食べ方です。
すでに腸の調子がおかしい、便秘がち、という場合は、消化性の高いフードに切り替えても良いでしょう。市販のものより、動物病院で療法食として購入できることもありますから相談してみてください。
いかがですか。猫の便秘対策。まさかとは思いますが、猫が便秘だからと人間用のサプリメントを与えるのは厳禁です。
猫専用のサプリメントか、もしくは猫草が最もポピュラーな方法です。我が家の愛猫が便秘になった時は、動物病院の先生が許可してくれたので、ヨーグルトを小さじ2杯程度食べさせたことがあります。
しかし猫によって体質や好みが違いますから、サプリや人の食べ物をあげたい場合は獣医の先生に相談してみてくださいね。