猫のまん丸な瞳。気がつくと足元に座ってこちらをじっと見つめる愛猫。一体どうしていつもじっと見つめるの?
ご飯もあげたし、お手入れも遊ぶ時間も十分なのにまだこちらを見つめる猫。猫ってやたらと見つめてくると思いませんか?
猫の視線が気になるのは、猫はあまり瞬きをしないからかも。猫が瞬きを返してくれるのは信頼の証、とよく言われていますよね。
どうして猫はいつもじっと見つめてくるのでしょうか?今回は、猫がやりがちな3つの行動の意味を調べてみました。
■猫が飼い主さんをじっと見つめる理由
猫はあまり視力が良くありません。成猫でもだいたい0.3程度の視力しかないと言われています。そんな猫が、飼い主さんをじっと見つめるのは、親しみの表れなのだとか。
猫の世界では、見知らぬ相手と目を合わせることは喧嘩を売っているのと同じことです。猫が目を合わせたがるのは親しい間柄の関係だけ。
猫の瞳をじっと見つめていると、瞳孔が大きくなったり、小さくなったりしているのがわかります。
こんな時にじっと見つめるのは「ご飯が欲しい」などのおねだりの場合もあります。
■猫が何もないところをじっと見つめる理由
猫が何もない空間をじっと見つめることがあります。「猫には幽霊が見える」と良く誤解される行為ですが、これにはちゃんと理由があります。
猫が何もないところをじっと見つめる場合、これは何かを見ているのではなく、「聞いて」いるのです。
猫は人間には聞こえない超音波を聞き取ることができるので、見つめる先から人間には聞こえない音を聞き取っていると考えられています。
■猫がパソコンやテレビをじっと見つめる理由
テレビが好きな猫は多いようです。猫が画面をじーっと見つめるのは、画面の中の動くものに興味を持っているため。
動物番組や、スポーツ番組にはよく興奮することがあります。前足で画面を引っ掻く仕草をするときもありますよね。
しかしなんども繰り返し、捕まえられない、と学習すると、画面に興味をなくす猫もいるようです。
いかがですか。猫は好奇心が旺盛です。何かを警戒したり、気になるものがあるととにかくじっと見つめます。
猫は興奮すると瞳孔が大きく広がり、聴覚や嗅覚がフル稼働するため、耳やヒゲも前を向きます。あなたをじっと見ながら、耳やヒゲも前を向いていたら、「いつもと違うニャ!」と反応しているのかも。
飼い主さんが猫を動物病院へ連れて行こう、と思っているだけで、猫が警戒して寄ってこないのは、飼い主さんがいつもと違うオーラを出しているからかもしれません。
猫には見えないものが見えるのです。猫には嘘がつけないようですね。