私が何度も挫折していることは2つ。それは「ダイエット」と「猫の歯磨き」です。
この2つは私が生きている限り、気にはなるけど成功できないと諦めている事柄です。しかし最近、歯の健康管理は「全身の健康」に大きく関係する、という記事を読んで、考えが変わりました。
虫歯は万病の元。猫も人も、デンタルケアを甘くみてはいけないといいます。猫は虫歯にならない動物だといいますが、気になるのが「歯周病」です。猫の歯周病の治療は全身麻酔が必要になることもあるとか。
自分のダイエットはともかく、愛猫の健康のために、猫の歯磨きは成功させたい!今回は、雑誌で紹介されていた、「2週間で猫を歯磨き好きにする」という方法をご紹介します。
■まずは歯磨きに慣れさせよう
最初から歯磨きをさせよう!と意気込むと、その緊張を猫が感じ取って逃げようとします。最初の一歩は、猫のお気に入りの場所に歯磨きペーストを置くところから。
猫は嗅覚が敏感です。不審なものは匂いで確かめようとします。まずは歯磨きペーストの警戒心を解くために、本体の匂いを十分に嗅がせてあげましょう。
できれば猫が匂いを嗅いでいるときに、猫が喜ぶところを撫でてリラックスさせてあげると効果的です。
■歯磨きする前の味見が大切
猫の歯磨きは最初から歯ブラシを使うのはかなり難しい行為です。まずは自分の指に歯磨きペーストをつけて、猫の顔に近づけてみてください。
愛猫の好みをするために、歯磨きする前に味見をさせることが大切です。指についた歯磨きペーストを、すぐにペロペロと舐め出したら、これはかなり好みの味だということ。
いつまでもクンクンと匂いを嗅いで舐めようとしなかったり、指を近づけても興味を示さない場合は、他の味の歯磨きペーストを試してみてください。
猫の歯磨きペーストにはチキン味やマグロ味と行ったフレーバーも多種多様です。1つの歯磨きペーストを嫌がっても、別のメーカーの商品は嫌がらないかもしれません。
まずは根気よく、愛猫が好む歯磨きペーストを探してみましょう。
■犬歯に擦り付ける
愛猫がお気に入りの歯磨きペーストが見つかったら、今度は指についたペーストを舐めさせるのはやめて犬歯に擦り付けてみてください。
その行為を嫌がらなくなったら、今度こそ歯ブラシに歯磨きペーストを塗って猫に舐めさせます。
いかがですか。猫の歯磨きのポイントは「磨く」よりも「舐めさせる」ことが大切です。この舐めさせる行為を14日間続けると、猫はペーストの味にも慣れて、犬歯を触られるのを嫌がらなくなるそうです。
猫の歯磨きはまずは2週間舐めさせることから。歯ブラシを使うのはその後。そこからが歯磨きのスタートです。ぜひ参考にしてくださいね。