日本でよく見られる猫の毛柄といえば、キジトラの猫。しかしこのキジトラ、正式名称は「マッカレルタビー」というそうです。知っていましたか?
いよいよねこ検定の上級編が始まることが決まった今、ちょっと専門的な知識も身につけておきたい、そんなねこ好きさんもいるはずです。
私も猫のことなら毎日本を読んで勉強していますが、それでも覚えにくいのが、こちらの猫の毛柄に関する正式名称。日本でよく言われる三毛、縞三毛、キジ、黒、ハチワレの正式名称、あなたは全部言えますか?
私も少しずつ勉強しようと思いますが、今回は日本では一番珍しい柄「クラシックタビー」について調べてみました。
■「クラシックタビー」の柄とは
「クラシックタビー」は海外に多い猫の毛柄です。日本ならアメリカンショートヘアの柄、といえばわかりやすいかもしれません。
簡単にいうと、「クラシックタビー」の柄とはキジトラの縞模様が、シマシマではなく、渦巻きのような模様になっている猫のこと。
アメリカンショートヘアに多い柄ですが、スコティッシュフォールドやマンチカン、ノルウェージャンフォレストキャットなどにも見られます。
純血腫の猫の柄と考えられがちですが、ミックスも存在するとか。しかしこの柄は劣性遺伝のため、数は少ないと言われています。
■「クラシックタビー」の特徴
ほぼ純血腫の猫の柄に多い「クラシックタビー」。そのせいか猫の性格も傾向があるようです。「クラシックタビー」の猫の性格は遊び好きで活発な猫が多いとか。
毛色はグレーか茶色が多く、全身にうねりのある幅広の縞模様が特徴ですが、「バタフライマーク」と呼ばれる肩の周辺に蝶のような模様が入ったり、「スピンライン」と呼ばれる背骨に沿って1本のラインが入ることもあります。
■三毛猫よりも珍しい?「パッチドタビー」
「クラシックタビー」の毛柄はブラウン、シルバーが基本。ブラウンクラシックタビーに毛色を薄くする遺伝子が働くと「ブルークラシックタビー」という全身グレーがかった猫になることもあります。
しかしそれよりも珍しいのが、シルバー、ブラウン、ブルークラシックタビーの渦巻き模様に、部分的にオレンジ系の色が混じること。
これを「パッチドタビー」や「クラシックトービー」というそうです。日本ならサビ猫のようなイメージですが、とても珍しく、三毛猫同様、この柄はメス猫にしか発生しないそうです。
いかがですか。アメショーに多い「クラシックタビー」という柄。猫の柄はミケ柄か縞模様しかあまり目にしない日本にいると、この「クラシックタビー」の柄はとてもミステリアスな感じがします。
渦巻き模様が特徴の「クラシックタビー」。別名をブロッチドタビー、またはマーブルタビーとも言うそうです。覚えておくと自慢できるかもしれませんね。