「猫の本当の気持ちは実際に猫にならなければわからない」
と外国の俳優さんが語っていましたが、猫と暮らす歴が10年を超える知人に言わせると、「猫ほど単純でわかりやすい動物はいない」と言います。
猫は基本的に自分がしたいことしかしないので、行動も要望もとてもシンプル。YES/
NOがはっきりしていますから、確かにそうかも、と私も同感です。
しかし猫の気持ちはよくわかっても、猫の体の仕組みや習性などは勉強しなければいつまでたっても身につきませんよね。
例えば、皆さんは、猫に鼻毛はないって知っていましたか?猫はオナラをするのでしょうか?
今回は、猫好きさんでも、意外に知らないような猫の疑問に関するQ&Aを調べてみました。
■猫はオナラをする?
猫歴=年齢のワタクシですが、未だに一度も猫のオナラを聞いたことがありません。聞いたことがあるのはいびきと歯ぎしりぐらい。果たして猫はオナラをするのでしょうか?
東京猫医療センターの院長、服部幸先生の著書、「ネコの本音の話をしよう」/ワニブックス/
830円)の中で、服部先生は
「猫も人と同じように腸の中にガスが溜まることがあります。レントゲンで撮影すると腸管内にガスが溜まっていることが確認できます。」
と説明していました。腸に溜まったガスはお尻からいずれ出て行きますから、猫も人と同じようにオナラをするそうです。
■猫はモノマネが得意?
猫同士の喧嘩を見ていると、よく猫が「シャー!」と言う蛇のような威嚇音を出すことがあります。
もともと砂漠で暮らしていた猫にとって、蛇は苦手な動物。猫だけではなく、ほとんどの動物は蛇が嫌いですよね。
猫が蛇の出す音を真似て威嚇するのはそのせいだと考えられています。また、よくyoutubeに人間の言葉を喋る猫という動画がアップされていますが、聴覚が発達している猫は、実は音をモノマネするのが得意なのかも、という考え方もあるようです。
■猫のメスは一生に何匹の赤ちゃんが産めるの?
猫の発情期は通常年に2回、春と秋だと言われています。しかし24時間365日昼も夜も明るい社会では、猫の生殖サイクルも乱れがちになるとか。
それでも平均1年に2.3回は妊娠し、4,5匹の猫を出産します。そして生後半年程度でメス猫は出産可能になります。最近は猫も寿命が延びて、完全室内飼いなら15年前後は長生きすると言いますから、年に2回、5匹の猫を10歳まで出産し続けたら100匹も産めるということに。
しかし猫も高齢になると母体に負担がかかりますから、むやみに出産を繰り返すのはあまり良い方法とはいえないでしょう。
いかがですか。猫好きでも意外に知らない猫の疑問に関するQ&A。あなたはこの3つを知っていましたか?もし知っていたらかなりのネコ通と言えるかも。今年のネコ検定をぜひ受けてみてはいかがでしょうか。