暑い夏。長毛な猫は見ているだけでもちょっと暑苦しいような。なんだかシャンプーしてあげたくなりませんか?
基本的に猫にシャンプーは必要ありません。(猫もシャンプーが好きという猫は滅多にいないはず)短毛な猫は毎日のブラッシングで十分ですよね。
しかし長毛種の猫の場合、猫種によっては尻尾の付け根がベタベタしたり、皮膚を痒がる場合があります。
自分で毛づくろいはしますが、全身のお手入れは大変ですし、毛が長いと毛を飲み込んでしまうのも心配ですよね。
猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠に生息していましたから、猫は基本的には体が濡れるのを嫌います。猫をシャンプーするなら、子猫の時から慣らしておくと良いでしょう。
今回は、暑い夏、長毛な猫にはちょっと試してみたい、猫に上手にシャンプーする方法をご紹介しましょう。
■脱走防止をバッチリ
シャンプーに慣れない猫はお風呂場で水をかけただけでパニックになって暴れることも。ドアの施錠はもちろん、ベランダ、窓など、家中の戸締りをしっかり行い、猫が脱走しないように気をつけましょう。
■猫にはぬるめのお湯がベスト
猫の平均体温は38~39度。人間よりもちょっと高めです。シャワーの温度は、人間がちょっと緩いかな、という温度がちょうど良いはず。
いきなりシャワーをかけるのではなく、洗面器にお湯をためて、優しく猫に手のひらでお湯をすくってかけてあげましょう。
■猫用のシャンプーを
猫は人間と皮膚の感覚が違います。ph濃度(水素イオン濃度)も違うので、人間用のシャンプーを使うのはNG。猫専用のシャンプーで洗ってください。
■体調をチェック
猫をシャンプーするときは、まず最初に猫の体調が万全かをチェックしてから。最近下痢気味、嘔吐したばかり、なんだか元気がない、そんな猫に無理やりシャンプーをさせるとかなり体に負担をかけます。
猫がシャンプーを嫌いになってトラウマになるかも。猫が元気かどうかをあらかじめチェックしてから行いましょう。
■洗濯ネットを利用
シャンプーはさせてくれるけど、その後のドライヤーが大嫌い、という猫は多いはず。できればペット専用の速乾タオルで拭き取ってあげるとドライヤーの時間も短時間ですみます。
猫にひっかかれないように洗濯ネットに入れてシャンプーとドライヤーをすると時間も短縮できて○。特に猫壱の「落ち着くネット」は網目も大きく、張りがあってヘタレないので、猫の体に負担をかけずに使用できます。
いかがですか。猫のシャンプー。どうしても嫌がる猫の場合は、水を使わないシャンプーも販売されています。
匂いやベタつきが気になる長毛な猫は月に1度程度はシャンプーしたいところですが、猫が嫌がるようなら、粉を使ったシャンプーも検討してみてくださいね。