猫草が好きなぎんちゃんは、私が来ると待ってましたとばかりに窓辺にスタンバイ。
猫草をもらえるのも、猫草の場所がバルコニーにあるのもすべてご存じ。
一本づつ抜いて、直接食べさせると、実に美味そうに『ショリショリ』という音をさせながらかじり、味わい、飲みこんでます。
銀ちゃん
同居猫のチャムちゃんも仲良く一緒に食べます。
チャムちゃん
さて、この猫草、シッター先の猫さんでもぎんちゃんのように心待ちにしている猫もいれば、全く見向きもしない猫もいます。
また、あげたことがないので自分の猫が草を食べるのかどうかも分からないというお客様も。
でも草を食べたがる猫さんがいるのは確かで、あげるとムシャムシャとまるで「これが食べたかったの!」とでも言ってるような凄い勢いで食べます。
シャイで、中々出てこなかったモモちゃんというメス猫さんは、猫草を私があげたことがきっかけでスゴク仲良しになったというケースもあって、猫草、おそるべし!でした。
漫画家のくるねこやまとさんが絵をかいている、獣医師の鈴木先生の「猫医者に訊け!」では、先生は猫草について「基本的に健康な猫は草を食べない。
草を食べる理由は、はっきりとわかっていないけど、本来の捕食行動に置いての<捕まえた獲物の毛をむしる行為>の代替えと言われていて、簡単に言うとストレスが多いと草を食べてしまう」という回答でした。
うーん?そうかなぁ・・・他も調べてみると・・・
草はある種のビタミンを含み、嘔剤としての働きもあり毛玉などが溜まった時に吐きやすくするので、草を噛むのは猫の気分が悪い印ではない。
という資料もありました。
猫は自分に必要な物を分かって、摂っているいるふしは感じますので、猫草を好んで食べる猫もそうなのかなと。
我が家の猫、長毛のピープーは凄い大きさの毛玉を吐きだす時に、猫草を食べて胃を刺激しているように見受けられます。
吐いた毛玉の大きさには驚くばかり。
はるたピープー、猫草独り占め
長毛猫さんのいるお家は経験あるかと。
猫草を与えていないお家で、猫が観葉植物(主にオリヅルラン)のはっぱを齧っていることがありますがそういう猫さんには、猫草が売られているのでぜひ試してください。
お奨めは「無印良品」の猫草栽培セットです。
これは土の代わりに再生粉砕パルプを使用、水を入れるだけで簡単に栽培でき、農薬も使われていないので安心です。
しかも2個で210円と経済的。
我が家はこれを大きな鉢に植え替えます。
すると鉢の周りに数頭が集まりムシャムシャと食べています。
さしずめ、獲物を倒したライオンたちが群がっているのかもしれませんねぇ・・・
猫草は害はないですが、猫にとって非常に危険な植物もあることも覚えておくといいですね。
観葉植物と言われる種類は結構猫には避けた方がいい物が多く、最も危険なのはユリです。
ユリは花も葉も挿してある水も飲むと害があるので(場合によっては中毒になります)猫のいる家には飾らないのが一番ですね。
もうひとつ、猫と暮らしている方が知っておくといいことに「アロマテラピーはねこに有害」ということです。
人にはリラクゼーション効果のあるアロマですが、猫の肝臓はアロマオイルの芳香成分を代謝できないので、肝臓の機能を損なう危険があります。
天然素材を謳った芳香剤、柔軟剤、虫よけ薬などにもアロマオイルが香料で配合されていることもあります。
できるだけ、使用を避けてあげましょう。
おまけで、、、道端や空き地、田畑に生えているエノコログサを取ってきて(外に生えているので洗ってからあげます)おもちゃがわりに振ると、とても喜びます。
うちの猫は遊んだあとは食べてしまうことも。青臭い葉の味も香りも自然のものだから、猫たちは好むのかもしれませんね。