猫は1日中寝てばかり。ダラダラできていいなあ。。。そう思っていませんか?
猫は自由気まま、というイメージがありますが、実はそうでもありません。自由気ままに寝て過ごしているように見えて、実は意外に時間には几帳面。毎朝同じ時間に起こされる飼い主さんも多いのでは?
そして案外猫は睡眠時間が短いという説も。今回は、実は誤解されがちな猫の行動について調べてみました。
■寝てばかりでも熟睡はしていない
1日のうち、なんと14~20時間は寝て過ごすという猫。「猫」という言葉が「寝子」からきているというのも頷けますよね。
しかしその大半は、しっかりと意識は覚醒している浅い眠り。耳はピクピクと動いて周囲の音をレーダーのようにキャッチしています。
猫が完全に熟睡する時間は、1日でおよそ4時間程度。猫は意外とショートスリーパーなのですね。
■マーキング行為は縄張り意識だけではない
猫のマーキング行為とは、腰を高く上げて後方に激しくシャーと尿をする行為を言います。去勢前のオス猫に多くみられる行動ですが、この時の尿の匂いはとても強烈ですよね。
このマーキング行為は、縄張りを主張する時の行動だと言われていますが、猫はストレスや不安からこのスプレー行為をすることがあります。オス猫だけでなく、メス猫にもみられる行為なのです。
■毛づくろいにも順番がある
自由気まま、グータラなイメージがある猫ですが、意外に几帳面な性格です。毛づくろいは毎日の日課となっていますが、さらに順番まで決まっているとか。
猫が毛づくろいする順番とは、まず前足を舐めてから顔を毛づくろいします。次に背中やお腹といった体の中心、そして肛門と毛づくろいをしていきます。最後に足先や尻尾などの先端部分を丁寧に舐めて終了、というのが一般的な毛づくろいの順番だそうです。
■日向ぼっこをする本当の理由
暖かい日差しを浴びて眠る猫。それは猫がポカポカと暖かい日向ぼっこが好きだからだと考えていませんか?
それは確かにその通り。しかしこれには別に重要な役割があります。猫は日差しを浴びることで体温を維持、エネルギーの温存、皮膚および被毛の乾燥、殺菌効果があるために行っているのです。
いかがですか。猫の1日の行動。ダラダラ、グータラに過ごしているように見えて、実はとても計算して几帳面に行動しているようですね。
もう一つ、猫は紫外線を浴びることで、体内にビタミンDを生成している、という説が昔はありましたが、現在の研究ではこのことは否定されています。
猫の行動はまだまだ解明されていない、未知の部分がたくさんあるとか。猫がミステリアスな動物であることは、間違いないようですね。