世の中は自然志向になっていますね。、
私達は家族や自分の食べ物を選ぶときに無添加・無農薬の自然食品を食べたがります。
では、猫にはどんなフードを選んでいるでしょうか?大切な家族の一員である猫のごはんを「安さ」と「嗜好性」で選んでいないでしょうか?
猫にとって、あなたから与えられるごはんが命綱、今一度見直してみましょう。
「うちの猫ちゃんは、いつも何種類もの缶詰を開けて、好きなものを選ばせなきゃならないの」
「うちのにゃんこには、開けたてをあげてください。そして缶詰の上にはドライフードを6粒乗せてください」
「うちのこは、食べている時はそばで見守ってないと食べませんの」…等々
キャットシッター先では完全に猫にしつけられてしまった方がいます。
自分の猫は食べ物にうるさいと信じ込んで、儀式に近いことを日課にしているのです。
最初に出たものを鼻であしらい、もっとおいしい物を要求する。
猫はそんな方法で、人をいとも簡単にしつけます。
猫が元々食べ物にうるさいと信じて、色々な種類のフードを試しているうちに、意図せぬうちに、うるさい猫になってしまいます。
そうなると猫は栄養面からではなくて、味覚に頼って食べ物を選ぶようになります。
美味しそうにムシャムシャと食べる姿を見ると、とても嬉しくなりますが、そのフードが猫に一番良い物ではないかもしれませんね。
フードメーカーには、猫の嗜好にあった物をフードに使っているところもあるでしょう。
正しい食事で栄養が充分に取れれば、猫は必要以上に食べなくなるし、怒りっぽかった性格も穏やかになります。
毛艶も良くなり、病気への抵抗力も強くなります。
猫は純粋な『肉食』です。良質なたんぱく質が必要なので、安いフードはたんぱく質の質が良くないものもあります。
タンパク質の質が高く栄養がつまっているプレミアムフードがおすすめです。
値段はやや高めですが、猫が病気になって獣医さんにかかる費用に比べたら、プレミアムフードの費用ははるかに少ないです。
とはいえ、良質のフードは、美食になれている猫にとっては、つまらない味・・・
今まで食べていたものに少しづつ混ぜて、徐々に馴らしていくと切り替えもうまく行きます。
もしかしたら、猫によってはプレミアムフードをすぐに食べてくれるかもしれません。
好き嫌いをなくすためにもドライフードだけではなくて、缶詰もあげたいですね。
そして、猫にとっての「とっておきの一品」というのも、探しておくといいですね。
食欲が全くなくなった時に、あげることで食欲が戻ることもあります。
我が家のふうちゃんは、とっておきがいっぱいありましたが(笑)黄卵で元気を取り戻したことがありました。