あなたは愛猫の健康にどれだけ気をつけていますか?
完全室内飼い。室内のチェックは万全。怪我をする可能性はほぼ無し!健康診断も定期的に受けてるし…。と過信するのは早いかも知れません。
室内でも猫が緊急事態になる場合があります。飼い主が留守の間に、「大きな物音」や「窓からの刺激」により突然パニックになったり、急激な「天候の変化」による部屋の温度調節など、猫が体調を崩す場合は結構あるのです。
帰宅したら猫の態度がなんだかおかしい。怪我じゃないけど緊急事態かも?そんな時の猫の応急処置の方法を紹介しましょう。
■猫がけいれんしている時
猫がけいれんをする時には、前兆として「異常な鳴き方をする」「失禁する」「よだれを垂らす」「泡を吹く」「震える」と言った症状があるはずです。
猫がけいれんしている時は動物病院をすぐに受診しなければなりません。しかしけいれんしている猫に触ろうとすると興奮して引っ掻かれたり噛まれたりするかも。けいれんが収まるまではじっと見守って下さい。
猫が落ち着くように部屋の電気を暗くし、静かな環境を作って下さい。けいれんが落ち着いたらタオルなどで猫を包んでキャリーに入れ、病院へ連れて行きましょう。
けいれんしている猫の動画を撮り、病院の先生に送って指示を仰ぐのも方法の1つです。

■猫がぐったりしている時
猫は病気を隠す動物です。大体寝ていることが多いので、ただの「昼寝」なのか具合が悪くて「ぐったり」しているのか見分けるのはちょっと難しいですよね。
そんな時は猫の呼吸に注目して下さい。運動したばかりでもないのに、ハアハアと呼吸が荒く舌を出していたら、「熱中症」かも知れません。
猫が熱中症になるのは夏だけとは限りません。こたつの中で長時間過ごしたり、部屋の温度が高い場所に閉じ込められても熱中症になる場合があります。
猫が熱中症になった時は、すぐに涼しい場所に移動させて下さい。冷たい水に浸したタオルなどを体にかけ、体温を平熱まで下げます。(猫の平熱は38度~39度)
猫の首の後ろにアイスノンや氷のうを当てるのも効果的です。しかし急激に猫の体温を下げすぎないように気をつけて下さいね。
いかがですか。猫の緊急事態。飼い主が応急処置の方法を覚えているかどうかが、猫の寿命を左右するかも知れません。
万が一の場合、自宅から一番近い緊急時に診てくれる動物病院はどこか、電話番号と地図は普段から目につくところに貼っておくか、スマホの連絡先に追加しておくと安心です。
猫は寒さが苦手。特に冬は「低体温」にならないように、部屋の温度管理はこまめにチェックしてあげて下さいね。